志賀真理子
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志賀 真理子(しが まりこ、1969年12月24日 - 1989年11月23日)は、昭和末期から平成期(1980年代後半)のアイドル、声優。市立船橋高校卒。
[編集] 来歴・人物
デビュー曲の「フリージアの少年」はアニメ『魔法のアイドルパステルユーミ』(1986年)で使用され、主人公、花園ユーミの声も担当し、人気を博した。NHKの「どんなモンダイQテレビ」にて子役の頃から活躍していた。
実際のデビュー曲は、ビクター音楽産業(現ビクターエンタテインメント)より1985年に発売された「夢の中の輪舞-ロンド-」という曲である。この曲は1985年7月発売の「魔法のプリンセス ミンキーモモ 夢の中の輪舞」というOVAの主題歌として使用された。(同作は松竹富士系で劇場公開もされた)
その後、『魔法のアイドルパステルユーミ』で声優、及び主題歌を担当するにあたり、ワーナーパイオニア(現ワーナーミュージック・ジャパン)から改めて「デビュー」という形式ととった。そのため現在では「夢の中の輪舞-ロンド-」はプレデビュー曲とされている。
唯一のオリコン週間チャート100位以内ランクイン曲は「フリージアの少年」で、最高位48位である。因みに「夢の中の輪舞-ロンド-」は最高位102位。その他のシングルに「RAINY DAY HELLO」(1987年8月25日発売)など。
1989年8月よりアメリカカリフォルニア州に留学。たまたま旅行中だった11月23日(日本時間24日)、アリゾナ州フラッグスタッフ近郊にて客死(フリーウェイ上での事故に遭遇し、車から投げ出され全身打撲で死亡)。享年19。20歳の誕生日を目前にしてのことであった。
彼女は、おニャン子クラブ全盛時代のデビューであり、アイドル歌手としては日の目を見ることは無かったが、ビブラートの使い方を心得た、歴代のアイドル歌手の中でも有数の、抜群の歌唱力、本格的な表現力は現在でも高く評価されている。唯一のアルバムCD「mariko(WP 32XL-157)」は現在ネットオークションや専門ショップで高プレミアムで取引されている。
また、彼女は歌唱力だけでなく、その性格や、人柄もすばらしかったため、現在でも熱烈なファンがいることは頷ける。