愛知郡 (愛知県)
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現在の愛知郡(あいちぐん)は、愛知県名古屋市の東に位置する郡。人口84,405人、面積39.57 km²。(2004年)
元々は、現在の名古屋駅近くまで海であった時代にその浅瀬があゆちと呼ばれていたことに由来する地名とされ、愛知郡名古屋町(当時)に県都が置かれたことから愛知県となった由緒ある広大な郡であった。明治以降は、名古屋町や熱田町(現在の熱田区)が合併して名古屋市となりその後も周囲の町村を吸収合併が進み、更に名鉄豊田線開通後の人口増を受けて日進町が市制施行するなどの形で、現在の愛知郡は以下の2町のみとなった。
長久手町と東郷町の間には日進市がある。
ちなみに、滋賀県にも愛知郡があるが、読み方は、えちぐんである。
[編集] 戦後の沿革
戦後直後の町村は、以下の通り
- 猪高村、天白村、東郷村、豊明村、長久手村、鳴海村、日進村、幡山村
- 1955年2月11日 - 幡山村が瀬戸市に編入。
- 1955年4月5日 - 猪高村が名古屋市千種区に編入。天白村が名古屋市昭和区(後に天白区)に編入。
- 1957年1月1日 - 豊明村が町制施行し豊明町になる。
- 1958年1月1日 - 日進村が町制施行し日進町になる。
- 1963年4月1日 - 鳴海町が名古屋市緑区に編入。
- 1970年4月1日 - 東郷村が町制施行し東郷町になる。
- 1971年4月1日 - 長久手村が町制施行し長久手町になる。
- 1972年8月1日 - 豊明町が市制施行し豊明市になる。
- 1994年10月1日 - 日進町が市制施行し日進市になる。
愛知郡(あいちのこおり)は尾張国の郡。愛智郡とも書く。