截拳道
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截拳道(zhit6kün4dou6)は、映画スターとして有名なブルース・リーの言葉、武道で、広東語でジークンドー(英語化: Jeet Kune Do)と読む。頭文字をとってJKDと呼ばれることもある。
截拳道という言葉は、一般にはリーが幼少期より学んだ詠春拳の技術に、空手やサバットの打撃などさまざまな格闘技のエッセンスが取り入れられている武道を指す。 また、日本の武道に見られる、精神修養としての道の概念も取り入れられている。 機械的な暗記法(套路、型)にとらわれない戦術を重視する。
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[編集] 歴史
1960年代にブルース・リーは振藩國術館を開き振藩功夫をして教えていたが、自分達のスタイルを示す言葉として截拳道という相手の拳(攻撃)を截(たつ、防ぐ、さえぎる)道(方法、ダオ)という言葉を生み出した。リーは東洋哲学、特に古代禅仏教と老荘思想を高く評価しており、彼のルールに縛られないファイティングスタイルも、そうした自由な思想に多大の影響をうけていると思われる。そうした考えからリー自身は、自らの格闘術に截拳道(ジークンドー)という名称を与え、カテゴライズすることには少なからず抵抗を感じていたようである。
[編集] 流派
[編集] オリジナル派
テッド・ウォンが中心となっている。
リーの最晩年におけるジークンドーの生徒である。
[編集] コンセプト派
ダン・イノサントが中心。 ジュンファン・キックボクシング、ジュンファングンフーを主に練習して、その理解を深めるためにカリ、シラット、修斗、グレイシー柔術も練習している。
武術・格闘技を通じて、自分自身を作り上げ、進化させていくことを命題とし、截拳道という名前及び思想はあくまでコンセプトとして、その中心に置くというスタンスを持つ。
ダン・イノサントはブルース・リーより総てのインストラクターの免状を受けて事実上の後継者である。
[編集] 外部リンク
ブルース・リー財団(オリジナル派)
IUMA日本振藩國術館(コンセプト派)