探偵左文字進
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探偵左文字進は、西村京太郎の推理小説に登場するキャラクターで、TBS系の2時間サスペンス(月曜ドラマスペシャル⇒2001年~月曜ミステリー劇場⇒2006年~月曜ゴールデン)で、1999年から水谷豊主演でドラマ化され放送されている。
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[編集] 左文字進とは?
32歳の私立探偵で、ロサンゼルス生まれ。母は日本人、父はドイツ系アメリカ人の混血。日本とアメリカの両方の国籍を持っている。 私立探偵以外に、アメリカでは弁護士資格も有している。 左文字の妻である史子は、ある事件をきっかけにして左文字と知り合い、半年足らずで左文字と結婚した。現在は、左文字探偵事務所秘書 兼 事務員の28歳。 また、左文字は、ある事件で知り合いになった、警視庁捜査一課に所属している矢部警部と共に、難事件に挑む。
(参考:西村京太郎の情報サイト 十津川警部の事件簿:人物名鑑「左文字進」)
[編集] 登場人物
- 左文字進・・・私立探偵。左文字探偵事務所所長。
- 左文字史子(旧姓・藤原)・・・左文字の妻。左文字探偵事務所秘書 兼 事務員。
- 矢部警部・・・警視庁捜査一課所属の警部。
[編集] 左文字進登場作品
- 消えた巨人軍
- 華麗なる誘拐
- ゼロ計画を阻止せよ
- 盗まれた都市
- 黄金番組殺人事件
- トンネルに消えた・・・ [短編・「トンネルに消えた」所収]
- 三人目の女 [短編・「十津川警部『ある女への挽歌』」所収]
- 依頼人は死者 [短編・「十津川警部『ある女への挽歌」所収]
- 失踪
- 兇悪な街
[編集] ドラマ版
ドラマ版は、1999年からTBS系の2時間サスペンスだった月曜ドラマスペシャルの枠で放送が開始され、月曜ドラマスペシャルでは2作品が放送され、2001年からのTBS系の2時間サスペンス枠だった月曜ミステリー劇場では、7作品が放送された。 現在でも、月曜ゴールデンで放送が続けられている。 ドラマ版では、登場人物等が多少異なっており、西村京太郎の原作の設定とは、離れている箇所が多数存在する。
[編集] キャスト
- 左文字進(私立探偵)…水谷豊
- 麻生史子(左文字の秘書)…さとう珠緒[第1作~第8作]⇒戸田恵子[第9作~]
- 小日向霧子(メイクアップ・ラボのオーナー)…山村紅葉
- 吉田刑事(警視庁捜査一課刑事)…伊東貴明[第2作~]
- 田沼憲(警視庁捜査一課長)…西田健[第2作~]
- 左文字の大学の先輩でもある。
[編集] サブタイトル・放送年月日・ゲスト出演者
- 第1作 封印された殺人(1999年11月15日)
- 第2作 汚れた勲章(2000年4月17日)
- 第3作 空き巣と殺人(2001年5月14日)
- 第4作 殺人ツアーにようこそ(2001年10月15日)
- 第5作 三人目の女(2002年4月8日)
- 第6作 避暑地の殺人者(2002年10月7日)
- 第7作 失踪(2003年4月7日)
- 第8作 鶴富姫伝説の殺意(2003年9月29日)
- 第9作 16年目の訪問者(2004年5月10日)
- 第10作 悪魔と天使(2006年7月10日)
[編集] スタッフ
- 現プロデューサー…森下和清(テレパック)、浅野敦也(テレパック)
- 旧プロデューサー…沼田通嗣(テレパック)
- 原作…西村京太郎
- 脚本…峯尾基三、鈴木貴子、長川千佳子、上岡一美、橋本以蔵
- 監督…井上昭、杉村六郎、松原信吾
- 製作…TBS、テレパック
[編集] その他
2006年1月5日に日本テレビで放送された、「西村京太郎からの挑戦 本格ミステリークイズ 芸能界推理王決定戦!」という番組で、保阪尚希が左文字進を演じた。