接尾辞
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接尾辞(せつびじ;英suffix)とは、接辞の一種で、語の後ろに付いて、語の品詞を変えたり、意味を補ったりする形態素をいう。接尾語(せつびご)とも呼ぶことがあるが、単独では使われず、語ではないため、接尾辞と呼ぶべきである。
[編集] 日本語の接尾辞
日本語の接尾辞をいくつか挙げる。
- -的
- 圧倒 + 的 = 圧倒的
- 刺激 + 的 = 刺激的
- -性
- 揮発 + 性 = 揮発性
- 耐熱 + 性 = 耐熱性
- -状
- 円錐 + 状 = 円錐状
- -っぽい
- 女 + っぽい = 女っぽい
- 安い + っぽい = 安っぽい
- -さん
- 鈴木 + さん = 鈴木さん
- 佐藤 + さん = 佐藤さん
[編集] 英語の接尾辞
- 抽象名詞を作る。 -ation, -ance, -ism, -logy, -ship, -ment, -meter, -ness, -onym など
- 行為者を表す名詞を作る。 -er, -ist
- 被行為者を表す。 -ee
- 形容詞をつくる。-fulや-able,-ible「~でいっぱいの」など
- -ly;副詞をつくる。
- -fy;動詞をつくる。
- 動詞の時制を変化させたりする -ed や -en, -ing も広義の接尾辞であるが通常は活用語尾と呼んでいる。