新宿鮫
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「新宿鮫」(しんじゅくざめ)は、大沢在昌のハードボイルド小説。映画、テレビドラマ、漫画化もされている。
新宿署の鮫島警部を主人公とする警察小説のシリーズ。現実の警察の捜査はチームで行われるという制約を壊すために、キャリア警察官が警察内部の抗争にまきこまれて、はぐれ状態になっているという設定である。下記の作品があるが、1作ごとに違った試みがされている。
小説世界の時系列では、『灰夜』は、『氷舞』と『風化水脈』の間に位置する。通し番号の順番が発表順と異なるのはこのためである。
[編集] シリーズ作品
- 『新宿鮫』(光文社カッパノベルス、1990年 / 光文社文庫、1997年) - 吉川英治文学新人賞、平成3年度日本推理作家協会賞受賞作 真田広之主演で映画化された。
- 『毒猿 新宿鮫II』(光文社カッパノベルス、1991年 / 光文社文庫、1998年) - うちやましゅうぞうにより漫画化され、舘ひろし主演でテレビドラマとなった。
- 『屍蘭 新宿鮫III』(光文社カッパノベルス、1993年 / 光文社文庫、1999年) - 舘ひろし主演でテレビドラマとなった。
- 『無間人形 新宿鮫IV』(読売新聞社、1993年 / 光文社カッパノベルス、1994年 / 光文社文庫、2000年)-直木賞受賞作 舘ひろし主演でテレビドラマとなった。
- 『炎蛹 新宿鮫V』(光文社カッパノベルス、1995年 / 光文社文庫、2001年)
- 『氷舞 新宿鮫VI』(光文社カッパノベルス、1997年 / 光文社文庫、2002年) - 阿部寛主演でラジオドラマ、舘ひろし主演でテレビドラマとなった。
- 『風化水脈 新宿鮫VIII』(毎日新聞社、2000年 / 光文社カッパノベルス、2002年 / 光文社文庫、2006年)
- 『灰夜 新宿鮫VII』(光文社カッパノベルス、2001年 / 光文社文庫、2004年)
- 『雷鳴』(短編)(新潮文庫「鼓動 警察小説競作」所収、2005年)
- 『狼花 新宿鮫IX』(光文社、2006年)
- 『再会』(短編)(オール讀物2006年8月号掲載)
- 『幼な馴染み』(短編)(週刊プレイボーイ2006年42、43号掲載)