日本スケート連盟
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財団法人日本スケート連盟(にほん-れんめい)は、東京都渋谷区にある日本におけるスピードスケート、ショートトラックスケート、フィギュアスケートのアマチュア競技を統括する財団法人である。
1929年(昭和4年)に大日本スケート競技連盟として発足し、スピードスケート、フィギュアスケート、アイスホッケーの3競技を統括していた。1972年(昭和47年)にアイスホッケー部が日本アイスホッケー連盟として分離独立した。
不正経理・背任事件
2006年4月下旬、連盟の国際事業委員会でずさんな予算執行問題による不正経理が発覚。さらに、城田憲子フィギュア強化部長による私的流用なども発覚。6月30日、今季限りで理事8人が辞任することになった。トリノオリンピックスケートでの荒川静香選手の活躍に泥を塗ることになってしまった。
そして2006年5月10日、連盟の林泰章会長代行は、連盟の資金を私的流用していたことに関して久永勝一郎元会長を民事・刑事の両面で告訴する方針を打ち出しその準備に入った。
2006年6月18日、元スピードスケート選手で、参議院議員の橋本聖子を新会長に選出、7月1日付けで就任し、橋本新体制でも協会の抜本的な立て直しが求められるが、理事構成がスピードスケート寄りであり、従来からある「フィギュア対スピードの確執」を解消しない限りは根本的な連盟の健全化は望めない。
2006年10月3日、警視庁は背任容疑で久永勝一郎元会長ら3人を逮捕した。久永元会長は容疑を認めている。