月世界旅行
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月世界旅行
- ジュール・ヴェルヌの著書で、原題は""Le Voyage dans la lune""。本項で詳述する。
- H・G・ウェルズの著書で、原題は""The First Men In the Moon""。「月世界最初の人間」と訳されることが多い。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
『月世界旅行』(げっせかいりょこう、もしくは、つきせかいりょこう、Le Voyage dans la lune)は、1865年(前編)・1870年(後編)のジュール・ヴェルヌの小説。およびそれを原作とした、1902年のフランス映画。日本では『月世界探検』(げっせかいたんけん、もしくは、つきせかいたんけん)と訳されることもある。
前編『地球から月へ』と後編『月へ行く』の二部からなる。前編では月へ行くまでの様々な出来事の顛末が描かれ風刺小説的であるのに対し、後編では地球を離れてから地球に戻るまでを描いている。
この作品の続編に『地軸変更計画』がある。
[編集] 映画
1902年にジョルジュ・メリエスによって脚本・監督された。モノクロ・サイレント映画。1秒16フレームで、14分の作品である。
当時の映画としては、複数のシーンがあり、なおかつ物語があるという、非常に画期的なものであった。また、世界初のSF映画とされる。映画史を語る上で必ず登場する重要な作品のひとつである。