月刊ドラゴンマガジン
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『月刊ドラゴンマガジン』(げっかんドラゴンマガジン・DRAGON MAGAZINE)は、富士見書房が1988年から刊行している月刊のライトノベル誌または漫画雑誌である。ドラマガあるいはDMと略される。2005年11月号で250号を突破した。
目次 |
[編集] 概要
2006年9月にホビージャパンが『Novel JAPAN』を創刊するまでは長らく唯一の月刊ライトノベル雑誌の地位にあった。本誌連載より数々のヒット作を生み出し、アニメ化された作品も多い。
富士見ファンタジア文庫の母体雑誌であり、本編となる長編エピソードを文庫書き下ろしで発表し、そのサブエピソードやギャグなどの一話完結の短編を本誌で掲載する形式が主。ソード・ワールドRPGを元にした小説や、リプレイなども連載されている。 増刊号として、季刊の「ファンタジアバトルロイヤル」があり、そちらも同様の発表形態を取っている。
刊行時は、当時のアイドルがコスプレして表紙を飾っていた。創刊号の表紙は浅香唯だった。当時はSF物から刑事物まであらゆるジャンルの小説が掲載されていた。創刊当初はアイドルがらみの記事の比率も高く小説とアイドル系の記事の比率は半々であったが、徐々に小説系の比率が高くなるとアイドルの表紙からアニメ風イラストの表紙に切り替わっていった。この頃には完全に小説とアニメ・マンガ系中心の記事になり、アニメ雑誌風の様相を呈していった。
創刊号から「ガメル連邦」という読者参加ページが5年間にわたって掲載され、読者は国民と称された。「国民登録」という形で葉書を送ると「ガメル連邦国民証」というカードを貰うことが出来た。
さらに読者投稿コーナーや各種企画内で通用する通貨「ガメル」が創刊号から3 - 4号ほどの間は付録としてシール式のガメル札、それ以降は切り取り式の紙タイプが読者に配布されていた。なお、ガメル札の最高額は50万ガメルで、読者投稿などでこれを貰えた読者は数少ないといわれており、インターネットもなかった創刊当時は実物を見る機会が少なく幻のガメル札とも呼ばれていた。
ちなみに、アイドルと一緒に表紙に写っていた竜の人形はドラゴンマガジンのイメージキャラクターであり、「ルー君」と呼ばれて2代目まで制作されていた。
年に一度、富士見レーベルで実際に本を出している作家たちが新作品を競い、読者投票で新連載作品を決める「龍皇杯」が行なわれる。
掲載作品の中には、主人公が道に迷ったままついに本編にはまともに登場せずにそのまま終了したものもあった(火浦功/『キャロル・ザ・ウェポン』)。また初期の作品においても、話が途中で切れている物もあったり、単行本化されていないものもある。
[編集] 主な作品
[編集] 最近の連載作品
- ご愁傷さま二ノ宮くん
- スレイヤーズすぺしゃる
- 伝説の勇者の伝説
- まぶらほ
- 風の聖痕
- フルメタル・パニック!
- 魔法戦士リウイ
- 殺×愛 -きるらぶ-
- ザ・サード
- BLACK BLOOD BROTHERS
- スプライトシュピーゲル
[編集] ここ1年に掲載されていた作品
- 風の大陸
- EME
- 気象精霊ぷらくてぃか(編集部の不手際により休載中)
[編集] 連載された漫画作品
- ろーぷれぐるぐる(きゆづきさとこ)
- オオカミが来る!(納都花丸)
- ヘカトンテイル(ざら)
- マトゥルスの血族(沢田一)
- ドラゴンハーフ(見田竜介)
- でたとこプリンセス(奥田ひとし)
- はいぱーぽりす(MEE)
- ヴェルバーサーガ(結城信輝)
- ウルフマン・ロード(青木邦夫)
[編集] バトルロイヤル掲載作品
[編集] 関連項目
- 富士見ファンタジア文庫
- 富士見ミステリー文庫
- 月刊ドラゴンエイジ
- ファンタジアバトルロイヤル
- RPGドラゴン
カテゴリ: 富士見書房 | ライトノベル誌 | 角川書店の漫画雑誌 | テーブルトークRPG