でたとこプリンセス
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『でたとこプリンセス』は、奥田ひとし作の漫画作品。小説雑誌である、富士見書房「月刊ドラゴンマガジン」にて連載された。また、ラジオドラマ(とそのCD化)、OVAなどのメディアミックス作品がある。
目次 |
[編集] 概要
誰でも15歳の『成人の儀』を迎えると魔法を使えるようになる魔法の国<ソーサランド>を舞台に、この国の王女ラピスを中心に繰り広げられる物語。
[編集] 登場人物
- ラピス
- 主人公。ソーサランドの王女。15歳の誕生日に行われた成人の儀にて魔法消去の力を得る。
- 王宮の財政を傾かせるくらいプリンが大好物だが、自作(と言うより料理)は不得意。ナンドラゴラを原料とする「死ぬほど美味しいプリン」を作ってみたところ文字通りの毒であったり、適当に作ったプリンが余りにも強烈な悪魔の毒々プリンになってしまい国を壊滅させかけたり、プリンに纏わるエピソードは多数。またダイエットと(王宮の財政の疲弊から)小遣い稼ぎを兼ねてアルバイトをした時には、酷過ぎる接客と料理の腕で城下の店々を閉店に追い込み、結果として国民の懇願により増税を行うことになってしまった。
- コハク
- 伝説の傭兵で、神社の供え物を盗み食いした呪いにより不死身の身体を得た。しかし死なないだけで実は弱く、敵ばかりかラピスにまでよく成敗されている。
- 「10歳まで」がストライクゾーンと公言するほど重度のロリコン。OIC(オイシー、幼子を慈しむ組合)の名誉会長に迎えられている。
- ダイヤ=主水
- ソーサランド国王。ラピスの父。水の魔法を使う。
- サファイア
- ソーサランド国王妃。ラピスの母。鏡の魔法を使う。
- 若い頃は「邪眼将軍」と呼ばれ恐れられた敵国の将だったが、主君から疎まれ粛正されそうになったところをダイヤ=主水(当時は王子)に救われ、そのまま妃として迎えられた。
- ナンドラゴラ
- 魔法植物。マンドラゴラの亜種で、根は美幼女の形をしている。初出は「死ぬほど美味しいプリン」の材料としてであり、僅か4コマで鍋に投入されてしまった。
- 再登場した2人目(2株目?)はメインキャラの一人となる。通称ナンドラちゃん。
- ヒデさん
- 心優しい王城の園芸師。その真の姿は魔法番長。
- 頭領
- 名前はジャスパー。ソーサランドに仕える忍軍の頭領。
- トパーズ
- 北の魔女。コハクに劣らぬ幼女愛好趣味者でラピス(5歳児状態)を手に入れたいと思っているが、ラピスからはおばさん扱いされトパーズ(独身)とわざわざ独身であることを強調されて呼ばれている。
- オパール
- アマゾ=ナイト王国の王女。11歳。獣使いの能力を持つが、犬猫などの小動物しか操れない。
- ラピスには幼い頃から散々いじめられており、仕返しを目論んでいる。コハクに「オバン」呼ばわりされ激怒する。
- パール
- オパールの妹。9歳。姉同様の獣使いだが、姉とは異なり大型肉食獣を操れる。
[編集] 書誌情報
ドラゴンコミックスのレーベルで全5巻
- 第1巻 ISBN 4-04-926048-4
- 第2巻 ISBN 4-04-926074-3
- 第3巻 ISBN 4-04-926094-8
- 第4巻 ISBN 4-04-926114-6
- 第5巻 ISBN 4-04-926121-9
[編集] OVA
ティーアップとJ.C.STAFFの制作、バップの製作で、1997年から1998年にかけて3巻発売された。
[編集] スタッフ
- 企画:伊藤梅男
- 原作:奥田ひとし(角川書店ドラゴンコミックス刊)
- プロデューサー:大島満、中村浩敏、米桝博之、阿部倫久
- 連載:月刊ドラゴンマガジン(富士見書房)
- 監督:新房昭之
- シリーズ構成:関島眞頼
- キャラクターデザイン:数井浩子
- 美術監督:吉原俊一郎
- 撮影監督:中条豊光
- 音響監督:渡辺淳
- 音楽:見良津健雄
- 制作:ティーアップ、J.C.STAFF
- 製作:バップ
[編集] キャスト
[編集] 主題歌
- OP ショコラ・オ・レ
- 作詞・作曲・編曲・歌:松浦有希
- ED 天使のおへそ
- 作詞:石川華子 作曲・編曲:見良津健雄 歌:宮村優子・かないみか