月形刑務所
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月形刑務所(つきがたけいむしょ)は、法務省矯正局の札幌矯正管区に属する刑務所。
下部機関として岩見沢拘置支所、滝川拘置支所の2ヶ所の支所を持つ。
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[編集] 所在地
[編集] 収容分類級
- B級
再犯者および暴力団員の短期処遇を目的とする男子刑務所。
[編集] 収容定員
- 600人
[編集] 沿革
それまで存在していた中野刑務所の廃監に伴う移転先として1973年4月5日開庁。当時、刑務所誘致においてはマイナスイメージが大きく全国的に反対運動の多い中、刑務所による一応の人口増及びそれに伴う経済効果(しかも自治体負担は少ない)、関連職員の定住による地域経済の活性化に着目して逆に積極的に誘致を行ってきた。ただし月形町そのものが樺戸集治監とともに発展してきたという歴史的背景も見逃せない。
[編集] 組織
所長の下に2部1課を持つ2部制である。
- 総務部(庶務課、会計課、用度課)
- 処遇部(処遇担当、企画担当)
- 医務課
[編集] 外観・設備
[編集] 特記事項
- 刑務作業製品は家具、「足物(あしもの)」と呼ばれるテーブルや椅子、ダイニング家具が特色。
- 広大な敷地を生かして農場を設置、地元の特産物であるトマトジュースの原材料を委託生産している。
- 現在増設工事中、1,800~2,000人収容規模に拡大予定
- 服役しながら溶接技能・大型特殊運転免許を取得できる訓練施設を設置している。