東谷小雪
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
東谷 小雪(あずまや こゆき)は、吉崎観音作の漫画『ケロロ軍曹』およびその関連作品に登場する架空の人物。アニメ版の声優は広橋涼。
目次 |
[編集] 人物
日向家を囲む四方の風の東。忍野村(しのびのむら)という忍者の村で暮らしていたくノ一。髪と瞳の色は青緑色で髪は一本結びにしている。よく関西地方の方言(伊賀弁?)を使用するので、忍野村は関西地方にあるかと思われる。「小雪」という名前は骸(ムクロ)がつけた(名づけようと思ったときに、雪が降ったことに由来する)。
[編集] ドロロとの出会い
小雪が仕掛けた動物用の罠にひっかかっていたドロロを最初に見つけた人物で、当初は彼を河童と間違えていた。その後吉祥学園に転校という形で入り、そこで日向姉弟がケロロ小隊と暮らしていることを嗅ぎ付け、ドロロが合流する手助けをする。
[編集] 現在の生活
現在はドロロと共に、侵略宇宙人から地球を守る活動をしている。ケロロ小隊とは友好的な関係にあって付き合いもよく、たびたび彼らの元に世話になることも多い。原作・小説版では日向家の隣に(夏美と仲良くなるため)、アニメ版では水車小屋に住んでいる。なお転校してしばらく経つのに何故か制服が変わっておらず、彼女だけセーラー服を着ている。
[編集] 交友関係
同性の夏美のことが好き。原作ではむしろ友達という関係を通り越して、恋愛感情(同性愛とすべきところだが夏美の方が小雪に恋愛感情を抱いているようには見えない。したがって、単なるストーカーのような気もするが・・・?)といっていいほどのラブラブ状態(アニメ版ではある程度制限されている)でギロロに嫉妬されている。バレンタインにはチョコも贈っている(ドロロに渡しているかは不明)。また、夏美が胡散田ヒカリと昼食をとっていた時には睨み付けていた。原作では夏美のことをよく「夏美ちゃん」と呼んでいる(アニメでは全て「夏美さん」)。また、日向秋奈(日向家の祖母)を慕っている。
[編集] 能力
忍者であるため運動神経は相当なもので、夏美と同等かそれ以上(器械体操は小雪のほうが上。テニスや羽根突きは互角)。「小雪忍法」と呼ばれる忍法を多く持つ。他人の姿形・声色を真似る隠密術(所謂、完全変装)は、ポールも見抜けないほどである。また嗅覚は非常に鋭く、クルルの機械などで小雪をごまかすことは不可能。
怪談だといっているのに駄洒落を言う(「悪の十字架」をモチーフとしたものを披露したこともある)など笑いのセンスは今一つだが、舞台演技や昔話など国語力には秀でている。さらに古文の単語(「野分」(台風)など)を知っていたり、小雪の家の時計の時刻が十二支で表されていたりするところから見ると古文の知識もある。小刀を持つ時は左手、食事は右手を使うらしい(原作7・13巻)。
[編集] 組織の解体
優れた技を数多く持つ小雪だが、原作・アニメ共に、修行不足を思わせる行動(場合によっては『忍者失格』の烙印を押されかねないほど要注意なものも)が多々見受けられる。例えば他人に正体がバレるような行動は忍者にとって禁忌とされているが、小雪はレストランで手裏剣を飛ばしたり天井に張り付いたりしたことがあるなど、この禁忌をあっさり破ってしまっている。社会常識にもかなり疎いため(忍野村にいたころから漫画の存在は知っていた(原作の第85話))、『普通』に振舞うのが苦手(つまり大衆に紛れるのが苦手)である。また陰陽道も多少の心得があるが、こちらもまだ未熟である(原作では術を使うごとにまわりに犠牲が出てしまう)。
小雪が修行不足となった最大の理由は、修行中に忍びの組織が解体されたことであろう。ちなみに解散前には、秘密組織として「忍庁」なるものが存在していたとされている。
[編集] コスプレ・変身
- プリンセス=小雪
- 『超劇場版ケロロ軍曹2 深海のプリンセスであります!』においてケロロが開催したプリンセスコンテストでプリンセスの姿をした小雪。「忍のプリンセス」というコンセプトのため、いつもの忍者服にプリンセスらしさを足した感じである。
[編集] 関連項目
|
|
---|---|
作品 | 原作漫画 | テレビアニメ版 | 劇場版 |
登場するもの | 登場人物一覧 | 架空のもの一覧 |
ケロロ小隊 | ケロロ軍曹 | タママ二等兵 | ギロロ伍長 | クルル曹長 | ドロロ兵長 |
日向家の人々 | 日向冬樹 | 日向夏美 | 日向秋 |
日向家を囲む四方の風 | 西澤桃華 | 北城睦実 | 東谷小雪 | アリサ=サザンクロス |
その他の宇宙人 | アンゴル=モア | ガルル小隊 | カララ | キルル |
メディアミックス | メロメロバトルロイヤル | メロメロバトルロイヤルZ |ラジオ番組 |
カテゴリ: ケロロ軍曹の登場人物 | 架空の忍者