桃山文化
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桃山文化(ももやまぶんか)とは、16世紀後半の織田信長・豊臣秀吉政権を中心とした前後半世紀の文化概念。安土とは織田政権の中心、桃山は豊臣政権の伏見城(後世において「桃山城」とも呼ばれる)中心の桃山建築文化とかかわって使用された。天正、文禄、慶長年間に咲き誇った絢爛豪華な文化をいうが、一方でわび茶に代表される控えめで洗練された文化も一要素として重要。
「桃山」とは、大坂城とともに秀吉のもう一つの本拠であった伏見城が、1600年(慶長5年)の関ヶ原合戦後に廃城となったのち、桃の木がその地に植えられたことに由来する名称であって、当時の地名ではない。従って「桃山文化」という呼称は正確さを欠いているといえる。
目次 |
[編集] 時期
[編集] 建築
[編集] 絵画
[編集] 障壁画
[編集] 風俗画
- 洛中洛外図屏風(狩野永徳)
- 花下遊楽図屏風(狩野長信)
- 高雄観楓図屏風(狩野秀頼)
- 職人尽図屏風(狩野吉信)
- 南蛮屏風
[編集] 工芸
- 漆器
- 高台寺蒔絵
[編集] 日本史・文化史区分
飛鳥文化→白鳳文化→天平文化→弘仁・貞観文化→院政期文化→鎌倉文化→室町文化(南北朝文化→北山文化→東山文化→戦国期文化=天文文化)→桃山文化→(南蛮(ヨーロッパ)文化→)寛永期文化→元禄文化→天明文化→化政文化→幕末文化……
[編集] 関連項目
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