案内軌条式鉄道
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
案内軌条式鉄道(あんないきじょうしきてつどう)とは、専用の走行路上を中央または側方にある案内軌条で案内輪を導いて走行する方式の鉄道。
具体的には、札幌市営地下鉄で採用されているゴムタイヤ式地下鉄や、名古屋ガイドウェイバスで採用されたガイドウェイバス、ゆりかもめ東京臨海新交通臨海線などのいわゆる新交通システムのことである。
日本の法規上、狭義には鉄道事業法で規定される鉄道の一種であるが、軌道法上の軌道(案内軌条式)も、管轄法規が異なるだけで実質的に変わりはない。フランスでは併用軌道も走行可能な案内軌条式ライトレール(次世代型路面電車)であるゴムタイヤトラムが実用化されている。
ゆりかもめ東京臨海新交通臨海線は日本の案内軌条式鉄道では珍しい黒字経営である。一方、2006年10月1日には赤字のため愛知県の桃花台新交通桃花台線が廃止されている。
カテゴリ: 鉄道 | 鉄道関連のスタブ項目