桜ソング
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桜ソング(さくらソング)とは、題名に「桜」の付くポピュラー音楽の事である。
多く売り上げた桜ソングには、福山雅治の「桜坂」、森山直太朗の「さくら (独唱)」、ケツメイシの「さくら」がある[1]。
[編集] 解説
1990年代以前にも、松田聖子の「チェリーブラッサム」(1981年)、スピッツの「チェリー」(1996年)、川本真琴の「桜」(1998年)など、タイトルに「桜」の付くポピュラー音楽のヒット曲は存在したが、すべて単発のヒットに終わり、桜ソングのブームにはつながらなかった。
2007年現在まで続く「桜ソング」のブームは、2003年3月の森山直太朗の「さくら」の大ヒットが発端と思われる。「桜ソング」のブームに厳密な定義はなく、一般的にテーマやタイトルに「桜」とある楽曲が広まっていく現象を指す。また、「桜ソング」という言葉自体がこういった楽曲のヒットが相次いだ中で、楽曲の販売促進を企図した造語と考えられる。
出会いと別れ、希望などをテーマにしたものが多い。
これらの歌は、卒業式や入学式など新生活が始まる時期に多く発売される。
[編集] 代表的な桜ソングの一覧
※カッコ内は特記事項がない場合は一般にヒットした年の発売日(年/月/日) ここにあげるリストは次のような基準で選定されている。
- オリコンTOP10以内にランクインした記録があるもの。
- 全国ネットの地上波音楽番組への出演を2度以上行い楽曲を歌唱した記録が存在するもの。
- 発売当時に「桜ソング」とされたもの。
左から歌手「曲名」(発売日)を記す。
- 福山雅治「桜坂」(2000/4/26)
- 175R「SAKURA」(2002/2/6)
- 森山直太朗「さくら(独唱)」(2003/3/15) - オリジナルは2002/10/2のアルバム曲
- 河口恭吾「桜」(2003/12/10) - オリジナルは2002/2/21のアルバム曲
- 中島美嘉「桜色舞うころ」(2005/2/2)
- ケツメイシ「さくら」(2005/2/16)
- 嵐「サクラ咲ケ」(2005/3/23)
- コブクロ「桜」(2005/11/2) - オリジナルは2000/3/4のアルバム曲
- ENDLICHERI☆ENDLICHERI「ソメイヨシノ」(2006/2/1)
- いきものがかり「SAKURA」(2006/3/15)
- アンジェラ・アキ「サクラ色」(2007/3/7)
[編集] 出典
- ^ 桜ソングが愛される理由『心に残る桜ソングNO.1は!?』、オリコン、2006年3月22日