橘家文蔵
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橘家 文蔵(たちばなや ぶんぞう)は、落語の名跡。3代目代目が逝去して以来、空位。
- 初代 橘家文蔵は後の橘家文三(4代目橘家圓蔵の弟子)。
2代目橘家 文蔵(たちばなや ぶんぞう、1939年-2001年9月10日)は東京都出身の落語家。本名は井白清一(いしろ せいいち)。
1955年に8代目林家正蔵に入門。兄弟子に5代目春風亭柳朝、弟弟子に7代目春風亭栄枝、林家木久蔵、3代目八光亭春輔、はやしや林蔵、三遊亭好楽、3代目桂藤兵衛、2代目林家時蔵、林家正雀、後に紙切りに転向した2代目林家正楽、弟子に橘家文左衛門等がいる。(藤兵衛、正雀は彦六没後は文蔵一門に移籍。)
1958年9月二つ目、1968年には真打に昇進し2代目橘家文蔵を襲名する。
派手な存在ではなかったが、軽快でほのぼのとした観客にも分かりやすい語り口に定評があった。
1982年2月7日放送の笑点で師匠彦六の追悼特集に弟弟子林家枝二(現春風亭栄枝)、林家木久蔵、林家九蔵(現三遊亭好楽)と共に出演。
しかし1990年頃から体調を崩し、その後は高座に上がる機会もめっきり減っていた。