武水別神社
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武水別神社 | |
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所在地 | 長野県千曲市八幡3012 |
位置 | 北緯36度31分10秒 東経138度06分10秒 |
主祭神 | 武水別大神 誉田別命 息長帯比売命 比売大神 |
社格等 | 式内社(名神大)・県社・別表神社 |
創建 | 孝元天皇の御代 |
本殿の様式 | 流造 |
例祭 | 9月15日 |
主な神事 | 御田植祭 大頭祭 |
武水別神社(たけみずわけじんじゃ)は、長野県千曲市にある神社である。式内社(名神大)で、旧社格は県社。現在は神社本庁の別表神社。旧称は八幡宮で、現在も「八幡さま」の通称で呼ばれる。
武水別大神を主祭神とし、誉田別命・息長帯比売命・比売大神(以上八幡神)を配祀する。
[編集] 歴史
社伝では、孝元天皇の時代の創建と伝える。延喜式神名帳では名神大社に列し、貞観8年には従二位の神階を受けている。
この地は平安時代末期より石清水八幡宮の荘園となっており、安和年間(968年 - 970年)に八幡神を勧請したと伝えられる。この地方随一の八幡宮として木曽義仲など武門の崇敬を受けた。
明治以降、古来の「武水別神社」の名に復し、明治17年に県社に列せられた。
[編集] 祭事
12月の新嘗祭は通称「大頭祭」と呼ばれ、400年続く神事で、北信濃随一の大祭として知られる。
[編集] 施設
別当寺の更級八幡神宮寺は天台宗信濃五山の一つとされていたが、明治の廃仏毀釈の際に廃寺となった。