歴史教育
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歴史教育(れきしきょういく)とは、自国および世界の歴史に関する教育を指す。
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[編集] 日本の学校教育における歴史教育
[編集] 小学校
6年生の社会科で実施される。古代から近現代にかけての日本の歴史に関する主な事象について、人物の働きや代表的な文化遺産に焦点を当てて学習する。
[編集] 中学校
社会科の歴史的分野として学習する。主に1-2年生で学習する。古代から近現代にかけての主だった歴史事象が、時系列的に扱われる。
中学校における歴史学習では、日本の歴史の概要を世界の歴史を背景に理解することを目的としている。また歴史にみられる国際関係や文化交流のあらましも学習する。
[編集] 高等学校
地理歴史科で学習し、科目としては日本史と世界史に分かれる。日本史では日本の歴史について、世界史では世界の歴史について、それぞれ歴史事象の社会的背景にまで掘り下げて学ぶ。
1994年以降は、世界史が必履修科目で、日本史は地理との選択必履修科目となる。世界史・日本史ともに、近現代史を中心としたA科目(標準単位数2単位)と、通史を学ぶB科目(標準単位数4単位)の2科目がある。世界史・日本史ともに、履修学年や履修順序については指定されていない。
[編集] 大学
古文書読解などの、実証史学が中心となる。社会科が好きだから文学部史学科へ、は早急である。
[編集] 歴史教育の問題点
[編集] 暗記科目化
中学校における歴史でその傾向が顕著である。例えば、「いい国(1192)作ろう鎌倉幕府」は年代暗記の定番であるが、鎌倉幕府は1185年には関東地方を実効支配しており、1192年は朝廷がそれを追認したに過ぎない。
[編集] 党派性
中華人民共和国によるチベット併合は、チベット解放なのか、チベット侵略なのか、など。
[編集] 関連項目
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