水間駅
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水間駅(みずまえき)は、大阪府貝塚市水間260にある水間鉄道水間線の駅である。水間線の終着駅で古刹水間寺への最寄り駅。第一回近畿の駅百選認定駅。
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[編集] 駅構造
行き止まりの島式ホーム1面2線とさらに1番線の線路の脇にもう一つのホームのある2面2線の地上駅。主に、列車は1番線より出発するが、車輌交換時や臨時列車などは2番線から出発することもある。 また、時折2番線は留置線として利用されることもある。2番線の線路から1番線方向を見ると線路、ホーム、線路、ホームの順に並んでいる。ホームの端には開業当初からの木造の駅舎がある。この駅舎は水間寺への入り口であることに因み寺院風のものとなっており、平成10年(1998年)の2月には国の登録有形文化財に登録された。便所は水洗式。
当駅には側線および車庫もありそこにはラッシュ時に使われる車輌が休んでいることも多い。水間線では起点の貝塚駅を除いて唯一の有人駅で、直営駅となっている。自動券売機設置駅で自動改札も設置されている。正月はこの駅は水間寺への入り口駅として参詣の客が多くこの駅を利用するため臨時の改札口が開かれてその客をさばくこともある。
車庫では現在、水間鉄道7000系を車体更新、改番により水間鉄道1000系とする作業が行われている。
[編集] 駅周辺
水間寺(水間観音) は当駅の南およそ600mほどの所にあり、徒歩10分ほどの距離である。正月などは初詣の客が水間寺に行くためこの駅を利用するためこの駅は非常な賑わいを見せる。当駅から水間寺までの道には出店が出され当駅も臨時の改札を開くことがあり、正月は水間鉄道のかき入れ時となる。
なお当駅の裏手には引退した水間鉄道の501形電車(元南海1201形電車)が1輌がパンタを上げて静止保存されており、ホームからも間近で見ることができる。
- 水間公園
- 孝恩寺
- 境内にある観音堂は大阪府では最古の部類に属する建造物であり1953年(昭和28年)の11月に国宝に指定された。この観音堂はその建設に釘を一本も使っていないため釘無堂という通称でも親しまれている。孝恩寺も天正年間に豊臣秀吉の手により兵火を受けてこの観音堂のみが残ったというが現存する観音堂は最初にできた当時のものではなくその後鎌倉時代に再建されたものである。
- 奥水間温泉
- 奥水間温泉は当駅からバスでおよそ10分のところにある小さな温泉である。葛城山のふもとにこの温泉と一軒宿があり大変静かな雰囲気である。
- 貝塚市立葛城小学校
- 貝塚市立永寿小学校
- 水間郵便局
- 貝塚三ツ松郵便局
- 国道130号
- 国道170号
- 貝塚インターチェンジ - 阪和自動車道
[編集] 歴史
- 1926年(大正15年)1月30日 - 水間鉄道の名越駅から当駅までの開通とともに同鉄道の終着駅たる水間駅(みずまえき)として開業する。水間鉄道は水間寺への参詣のために作られた鉄道でこの開業を持って全通したことになった。今使われている駅舎は大体この頃からのものである。
- 1991年(平成3年)8月 - 当駅の駅舎に自動改札が設置となる。
- 1998年(平成10年)2月 - 当駅の駅舎が国の登録有形文化財に登録される。
[編集] 隣の駅
- 水間鉄道
- 水間線
- 三ヶ山口駅 - 水間駅