永田達三
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永田 達三(ながた たつぞう、1953年 - )は、東進ハイスクール英語科講師。「永田塾」主宰。
東進ハイスクール内では、主にハイレベルな講座を担当。確立された独自の方法論で多数の支持者を得ているが、チロリロリン・パンパカパンをはじめとした自作用語の乱発などから「話をわざわざ複雑にしている」などの批判もある。その理論は、独自の英米文化観に根ざしたものである。それは、東京外国語大学に在学中、ロンドンに自費留学(といっても特定の教育機関への留学ではなく、実質的には放浪)中、オックスフォード大学卒のホームレスからの教授によるところが大きいと自らは語っている。予備校講師としてデビュー当時、受験英語界にカリスマ的な権威として知られた駿台予備学校講師の伊藤和夫の方法論、特にその構文主義を批判したことで有名(実は、構文主義を基盤にした「ポスト構文主義」を提唱しているに過ぎず、実質的な「意味」を離れすぎた、形式的な「構文主義」を批判しているのである)。(逆に伊藤和夫氏からも受験雑誌上で名指しで批判される。)他講師批判が多く早稲田ゼミナール時代はトイレで同僚に袋叩きにされたことがある。東進の同僚である横山雅彦氏の大学時代のゼミ教官であった故・小浪充教授を「小波君」と呼び激高させたことも。 ヘビースモーカーとしても知られる。ダイエットに熱心だった時期もあり、その当時はヘルシア緑茶を愛飲していた。高田馬場に自身が運営する予備校、永田塾がある。この塾の受付は愛想が悪くて有名。さらに給料も驚くほど低いという。ちなみに、自身が担当する特設単科講座『英語の神髄』の最終回の授業で、ビリージョエルの名曲HONESTYを流して男泣きすることは、ここだけの秘密。
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[編集] 経歴
- 東京都新宿区大久保生まれ
- 東京外国語大学外国語学部英米語学科入学(のち中退)
- 早稲田大学法学部卒業
- ロンドンへの留学経験あり
- 元 栄光予備校講師
- 元 渋谷ゼミナール講師
- 元 早稲田ゼミナール講師
- 元 河合塾講師(一年で解雇された)
[編集] 東進での主な担当講座
通年レギュラー講座
- 難度別システム英語文法編Ⅵ
- 難度別システム英語構文編Ⅵ
- いちからぶっちぎり英文法Ⅰ~目指せ最難関大~ (2006年度より)
- いちからぶっちぎり英文法Ⅱ~目指せ最難関大~ (2006年度より)
特設単科講座
- 永田達三の英語の神髄(長文読解法講義)
- 永田達三の英語の神髄―基礎―(構文解釈法講義)
他、その他講習講座
[編集] 著作
- 『永田達三の英文法に強くなる実況放送(上)(下)』 (ナガセ,1992)
- 『ハイベーシック英熟語』 研究社 ISBN 4327763284 (1993/10)
- 『入試英語システム解法650』 桐原書店 ISBN 4342765802 (1996/07)
- 『英語重要構文400 ― CDつき体で覚えるデータベース』 東進ブックス ISBN 4890851518 (1999)
- 『永田達三の英語 英文法正答識別法[改訂版]』 学研 ISBN 4053013216 (2002/09)
- 『永田の英語の神髄 長文読解法講義』 東進ブックス ISBN 4890852794 (2003/03)