江村哲二
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江村哲二(えむら てつじ、1960年3月7日 - )は、日本の作曲家。兵庫県西宮市出身。名古屋工業大学大学院修了。作曲はほとんど独学で学ぶ。ブザンソン国際作曲コンクール、ヴィトルト・ルトスワフスキ国際作曲コンクール、共に優勝など、内外の受賞歴多数。金城学院大学人間科学部教授。
[編集] 作風
本人の作曲意図は、最先端のテクノロジーを作曲語法化、管弦楽法化するという、科学的なアプローチに一貫されているようである。活動当初は、オーケストラのパレットを隅々まで使い尽くした音色美で一世を風靡していたが、近年の「竜安寺」シリーズでは単一のやや雅楽的なフレーズが、時折の装飾を挟みながら常に聞こえ続け、侘び寂びの境地を志向して来た。独学の作曲家の活動は、西洋音楽の受容の消化が未発達な日本では顕著な傾向であり、なおかつ個性的に伸び続ける者が多い。彼もまたその1人である。
[編集] 受賞歴
- 1989年:第6回現音作曲新人賞受賞(日本現代音楽協会主催)
- 1991年:第13回作曲賞入選(財団法人日本交響楽振興財団主催)
- 1992年:第2回ルトスワフスキ国際作曲コンクール第1位受賞(ワルシャワ・フィル主催)
- 1992年:第8回名古屋文化振興賞受賞(財団法人名古屋市文化振興事業団主催)
- 1993年:平成4年度文化庁舞台芸術創作奨励特別賞受賞(文化庁主催)
- 1993年:東京都制施行50周年記念国際作曲コンクール佳作入選(東京都主催)
- 1994年:第4回芥川作曲賞受賞(財団法人サントリー音楽財団主催)
- 1998年:第9回ブザンソン国際作曲コンクール第1位受賞(ブザンソン国際音楽祭主催)