海南蔵族自治州
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海南蔵族自治州は、中華人民共和国が青海省の東部に設置したチベット民族の地区級の民族区域自治行政体。
公用語の正式呼称は、チベット名ツォロ・プーリー・ランキョンクル（mtsho lho bod rigs rang skyong khul)、中国名ハイナン・ザンズゥ・ツーチチョウ（海南蔵族自治州,Hǎinán zàngzŭ zìzhìzhōu）。
チベット名「ツォロ mtsho lho」は「青海湖の南」を意味する。中国名は同義の中国語。「プーリー」は「プー族（蔵族）」、「ランキョン」とは「自治」の意で、クルは「州」に相当する地方行政単位。チベット人の伝統的な地理区分ではアムド地方（a mdo phyogs）の東部に相当する。日本では、中国名の漢音読み「かいなん」が広くもちいられる。中国名漢字表記「海南蔵族自治州」の音読みは「かいなん・ぞうぞく・じちしゅう」。
州都はチャプチャル（chab cha, 恰卜恰）。
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[編集] 地理
北方で 海北蔵族自治州、東方で黄南蔵族自治州、南方で ゴロク蔵族自治州、西方で海西モンゴル族蔵族自治州と接する。
[編集] 行政区画
この自治州は5県（ゾン、rdzong）から成り、州人民政府は共和県のチャプチャル（chab cha, 恰卜恰）に位置する。
- 貴徳県 (ku'e te rdzong)
- 興海県 (shin ha'e rdzong)
- 同徳県 (thung te rdzong)
- 貴南県 (ku'e nan rdzong)
- 共和県 (kung ho rdzong)
[編集] 民族
[編集] 沿革
- 1953年12月15日、プーリー・ランキョン・サコン bod rigs rang skyong sa khongs (蔵族自治区)として発足。
- 1953年12月15日、プーリー・ランキョン・サクル bod rigs rang skyong sa khul (蔵族自治州)に改称。
[編集] 関連項目
[編集] チベットに対する中華人民共和国の行政区分
[編集] チベット人自身の伝統的地方区分
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