渡辺利夫
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渡辺利夫(わたなべ としお, 1939年6月22日-)は、拓殖大学国際学部教授、東京工業大学名誉教授。2005年4月より拓殖大学学長、同大学大学院長。専門は、開発経済学、アジア経済。
山梨県甲府市生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。筑波大学教授、東京工業大学教授を経て、現職。
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[編集] 受賞歴
[編集] 著書
[編集] 単著
- 『低開発国経済援助論』(アジア経済研究所, 1969年)
- 『マレーシアの所得分配構造』(アジア経済研究所, 1975年)
- 『開発経済学研究――輸出と国民経済形成』(東洋経済新報社, 1978年)
- 『アジア中進国の挑戦――「追い上げ」の実態と日本の課題』(日本経済新聞社[日経新書], 1979年)
- 『現代韓国経済分析――開発経済学と現代アジア』(勁草書房, 1982年)
- 『成長のアジア 停滞のアジア』(東洋経済新報社, 1985年/講談社[講談社学術文庫], 2002年)
- 『韓国――ヴェンチャー・キャピタリズム』(講談社[講談社現代新書], 1986年/筑摩書房[ちくま学芸文庫], 1996年)
- 『開発経済学――経済学と現代アジア』(日本評論社, 1986年/第二版, 1996年)
- 『西太平洋の時代――アジア新産業国家の政治経済学』(文藝春秋, 1989年)
- 『アジア経済をどう捉えるか』(日本放送出版協会[NHKブックス], 1989年)
- 『アジア新潮流――西太平洋のダイナミズムと社会主義』(中央公論社[中公新書], 1990年)
- 『転換するアジア』(弘文堂, 1991年)
- Asia, its Growth and Agony, (University of Hawaii Press, 1992).
- 『社会主義市場経済の中国』(講談社[講談社現代新書], 1994年)
- 『新世紀アジアの構想』(筑摩書房[ちくま新書], 1995年)
- 『神経症の時代――わが内なる森田正馬』(TBSブリタニカ, 1996年)
- 『種田山頭火の死生――ほろほろほろびゆく』(文藝春秋[文春新書], 1998年)
- 『アジア経済の構図を読む』(日本放送出版協会[NHKライブラリー], 1998年)
- 『中国経済は成功するか』(筑摩書房[ちくま新書], 1998年)
- 『現代アジアを読む――テキストでたどる錯綜のアジア』(PHP研究所[PHP新書], 1999年)
- 『開発経済学入門』(東洋経済新報社, 2001年/第二版, 2004年)
- 『私のなかのアジア』(中央公論新社, 2004年)
[編集] 共著
- (小島真・笠井信幸・田中拓男)『日本とアジア中進国』(産業経済研究協会, 1980年)
- (梶原弘和)『アジア水平分業の時代』(日本貿易振興会, 1983年)
- (深川由起子)『5年後の韓国――日本を追う成長国家の近未来』(PHP研究所, 1988年)
- (鄭励志)『激動中国の90年代を読む――西太平洋時代の旗手となれるか』(NTT出版, 1990年)
- (草野厚)『日本のODAをどうするか』(日本放送出版協会, 1991年)
- (原田和明)『激動する米・ソ・アジアの'92年を読む』(徳間書店, 1991年)
- (梶原弘和・高中公男)『アジア相互依存の時代――展開するリージョナル・ネットワーク』(有斐閣, 1991年)
- (青木健)『アジア新経済地図の読み方――その活力の源泉と日本の課題』(PHP研究所, 1991年)
- (足立文彦)『図説アジア経済』(日本評論社, 1992年/第二版, 1997年)
- (白砂堤津耶)『図説中国経済――世界のなかの中国』(日本評論社, 1993年/第二版, 1999年)
- (小島朋之)『毛沢東と鄧小平』(NTT出版, 1994年)
- (長谷川慶太郎)『幻想の超大国・中国――五点五年保存版』(徳間書店, 1995年)
- (金昌男)『韓国経済発展論』(勁草書房, 1996年)
- (渡辺弘子)『文章の磨き方』(東洋経済新報社, 1997年)
- (小島朋之・杜進・高原明生)『毛沢東、鄧小平そして江沢民』(東洋経済新報社, 1999年)
- (香西泰・中村達也)『エコノミストが読む時代を拓く101冊』(日本評論社, 2000年)
- (岡崎久彦・江畑謙介・中嶋嶺雄・小島朋之)『「台湾問題」の先にある日本の危機――緊急提言田中真紀子外相に捧ぐ』(ビジネス社, 2001年)
- (岩崎育夫)『海の中国』(弘文堂, 2001年)
- (三浦有史)『ODA (政府開発援助)――日本に何ができるか』(中央公論新社[中公新書], 2003年)
[編集] 編著
- 『アジア諸国経済発展の機構と構造』(アジア経済研究所, 1985年)
- 『もっと知りたいNIES』(弘文堂, 1990年)
- 『概説韓国経済』(有斐閣, 1990年)
- 『もっと知りたいASEAN』(弘文堂, 1991年)
- 『西太平洋新時代と日本――アジアの発展が日米関係をどう変えるか』(ジャパンタイムズ, 1991年)
- 『中国の経済改革と新発展メカニズム』(東洋経済新報社, 1991年)
- 『北東アジアの新動態――NIESが中国を変える』(日本貿易振興会, 1992年)
- 『局地経済圏の時代――ぬりかわるアジア経済地図』(サイマル出版会, 1992年)
- 『アジアはこう変わる――渡辺利夫の最新「闘論」事典』(徳間書店, 1993年)
- 『両岸経済交流と台湾』(日本貿易振興会, 1993年)
- 『華南経済――中国改革・開放の最前線』(勁草書房, 1993年)
- 『華人経済ネットワーク――中国に向かうアジア・アジアに向かう中国』(実業之日本社, 1994年)
- 『アジア経済読本』(東洋経済新報社, 1994年/第二版, 1998年/第三版, 2003年)
- 『華人経済の世紀――躍進中国の主役たち』(プレジデント社, 1994年)
- 『北朝鮮の現状を読む』(日本貿易振興会, 1997年)
- 『国際開発学と人間――「アジア」の専門家の学問ばなし』(三五館, 1998年)
- 『国際開発学(1)アジア国際協力の方位』(東洋経済新報社, 2000年)
- 『国際開発学(2)アジア地域研究の現在』(東洋経済新報社, 2000年)
- 『アジア・ルネッサンスの時代――渡辺利夫のアジア塾』(学陽書房, 2000年)
- 『アジアの経済的達成』(東洋経済新報社, 2001年)
- 『国際開発学入門』(弘文堂, 2001年)
- 『中国の躍進アジアの応戦――中国脅威論を超えて』(東洋経済新報社, 2002年)
- 『ジレンマのなかの中国経済』(東洋経済新報社, 2003年)
- 『図説現代中国――環境問題から日中関係まで』(PHP研究所, 2003年)
- 『東アジア市場統合への道――FTAへの課題と挑戦』(勁草書房, 2004年)
- 『東アジア経済連携の時代』(東洋経済新報社, 2004年)
- 『日本の東アジア戦略――共同体への期待と不安』(東洋経済新報社, 2005年)
[編集] 共編著
- (朴宇煕)『韓国の経済発展』(文眞堂, 1983年)
- (堀侑)『開発経済学――文献と解題』(アジア経済研究所, 1983年)
- (西村明)『環黄海経済圏――東アジアの未来を探る』(九州大学出版会, 1991年)
- (玉城素)『北朝鮮――崩落か、サバイバルか』(サイマル出版会, 1993年)
- (今井理之)『概説華人経済』(有斐閣, 1994年)
- (向山英彦)『中国に向かうアジア アジアに向かう中国』(東洋経済新報社, 2001年)
- (佐々木郷里)『開発経済学事典』(弘文堂, 2004年)
- (寺島実郎・朱建栄)『大中華圏――その実像と虚像』(岩波書店, 2004年)
- (後藤一美・大野泉)『シリーズ国際開発(4)日本の国際開発協力』(日本評論社, 2005年)
- (竹内宏・村松岐夫)『徹底検証東アジア』(勁草書房, 2006年)
[編集] 訳書
- R・F・マイクセル『低開発国援助の経済学』(勁草書房, 1971年)
- H・ミント『低開発国の経済理論』(東洋経済新報社, 1973年)
- ジェラルド・M・マイヤー『開発協力の経済学』(東洋経済新報社, 1976年)
- W・エルカン『開発経済学』(文眞堂, 1976年)
- H・ミント『開発途上国の経済学』(東洋経済新報社, 1981年)
- ゴー・ケンスウィ『シンガポールの経済発展を語る』(井村文化事業社, 1983年)
- ハリー・T・オーシマ『モンスーンアジアの経済発展』(勁草書房, 1989年)
- エズラ・F・ヴォーゲル『アジア四小龍――いかにして今日を築いたか』(中央公論社[中公新書], 1993年)
- ジェラルド・M・マイヤー『開発経済学概論』(岩波書店, 2006年)