片岡愛之助 (6代目)
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6代目片岡 愛之助(かたおか あいのすけ 昭和47年(1972年)3月4日 - )は、日本の歌舞伎役者である。大阪府堺市出身。屋号は松嶋屋。愛称はラブリン。本名、片岡 寛之(かたおか ひろゆき)。甘いマスクで女性ファンが多い。
歌舞伎には江戸歌舞伎と上方歌舞伎の二つに分けられるが、片岡愛之助は上方歌舞伎を中心に活動。今や数少ない大阪出身大阪在住の歌舞伎役者である。端正な顔立ちから主に二枚目で活躍中。骨太な役もこなす。かつては女形を務めることも多かったが、現在は立役(男役)に専念している。
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[編集] 略歴と現在の活動
- 1981年、十三代目片岡仁左衛門の部屋子になり、京都南座で片岡千代丸の名前で『勧進帳』で子役として初舞台。
- 1993年、二代目片岡秀太郎の養子になり、大阪中座での『勧進帳』において駿河次郎役。六代目片岡愛之助を襲名。
- 1994年、名題昇進。
- 1997年、咲くやこの花賞。
- 2002年、国立劇場優秀賞。
- 2003年、大阪舞台芸術新人賞。
- 2005年、大阪舞台芸術奨励賞。
- 2006年、松尾芸能賞新人賞。
また秀太郎が提唱する「平成若衆歌舞伎」(「若衆歌舞伎」については「歌舞伎」の項を参照)の中心メンバーをして、歌舞伎の伝統と現代演劇の新味を融合させた舞台活動にも取り組んでいる。
[編集] 出演作
[編集] 歌舞伎
- 平成若衆歌舞伎
- 浅草歌舞伎
- 2005年、松嶋屋型の『封印切』を披露。
- 松竹大歌舞伎