物部神社 (大田市)
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物部神社 | |
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所在地 | 島根県大田市川合町川合1545 |
主祭神 | 宇摩志麻遅命 |
社格等 | 式内社(小)・石見国一宮・国幣小社・別表神社 |
創建 | 継体天皇8年 |
例祭 | 10月9日 |
主な神事 | 奉射祭・鎮魂祭 |
物部神社(もののべじんじゃ)は、島根県大田市にある神社である。式内社、石見国一宮で、旧社格は国幣小社。
物部氏初代の宇摩志麻遅命を主祭神とし、相殿に物部氏祖神の饒速日命、布都霊神、天御中主大神、天照皇大神を祀る。
[編集] 歴史
社伝によれば、饒速日命の御子の宇摩志麻遅命は、神武天皇の大和平定を助けた後、一族を率いて美濃国・越国を平定した後に石見国で歿したという。宇摩志麻遅命は現在の社殿の背後にある八百山に葬られ、継体天皇8年、天皇の命によって八百山の南麓に社殿が創建されたと伝えられる。
延喜式神名帳では小社に列し、石見国一宮として歴代領主の崇敬を受けた。かつての社家の金子氏は「石見国造」と呼ばれ、この地の物部氏の長とされた。
宇摩志麻遅命が石見国に鶴に乗って降臨したとも伝えることから、当社の神紋は赤い太陽を背景に鶴の「日負い鶴」である。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 物部神社(公式サイト)