狐ヶ崎駅
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狐ヶ崎駅(きつねがさきえき)は、静岡市清水区吉川にある静岡鉄道静岡清水線の駅。当駅より東海道本線と併走する。
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[編集] 駅構造
ホームは1面2線の島式ホーム(昔は対向式ホーム)で、橋上駅である。出口は1つ、エレベータが2基ある。
[編集] 駅周辺
[編集] 歴史
1902年に上原駅として開業。1927年、狐ヶ崎ヤングランドの前身である狐ヶ崎遊園地が開園した際に遊園前駅に改称された。このときに静岡鉄道が狐ヶ崎遊園地のCMソングとして北原白秋らに依頼をし、出来上がった新民謡、ちゃっきり節の発表が、狐ヶ崎遊園地で行われた。遊園地は1967年に一旦閉園。翌1968年に狐ヶ崎ヤングランドとして再開したのにあわせて駅名も狐ヶ崎ヤングランド前駅に改称した。駅名はその後1980年代後半頃に狐ヶ崎駅に改称され、1993年に狐ヶ崎ヤングランドも閉園となった。尚、急行運転時は急行停車駅であった。
狐ヶ崎ヤングランドの跡地はジャスコ清水店となったが、同店3階に作られたボウリング場は、現在も「ヤングランドボウル」の名称で営業している。
ちなみに、狐ヶ崎は鎌倉幕府創設に貢献した梶原景時とその一族が鎌倉からの追手に殲滅された地である。鎌倉御家人の吉香友兼が景時の三男景茂を討ち取った備中青江為次の太刀は、名刀「狐ヶ崎」と呼ばれる。友兼は翌日に戦傷死したが、子孫の安芸国人吉川氏、さらにその家系を簒奪した毛利分家旧岩国藩主吉川氏のもとで、伝来の家宝として拵えともども管理され、岩国市の吉川史料館で保存されている。刀身、拵えとも国宝に指定である。刀身は、いかにも平安末から鎌倉前期らしい、ふんばりの付いた見事な元反りの刀姿と、古青江らしい澄んだ直刃と地肌が特徴で、美術的価値を高く評価されている。拵えは、源平期から鎌倉初期の武士の刀装のありかたを示す貴重な歴史的史料である。
1999年、全面改築し、バリアフリー化された。また、中部の駅百選にも選ばれた。