独裁君
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『独裁君』(どくさいくん)とは業田良家が季刊誌『わしズム』に連載中の4コマ漫画である。VOL.6より掲載。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] 概要
シャルル民主主義人民共和国の大統領(独裁者)、シャルル・ド・クサイの独裁政治とその日常を描いた4コマギャグ漫画。主人公のシャルルのモデルは朝鮮民主主義人民共和国総書記、金正日であり、ユーモアを混ぜて彼とその政治体制を批判する内容になっている。
なお、連載初期はシャルル・ド・クサイを中心にシャルル国内の日常が多かったが、次第に天安悶など各国首脳との国際政治(?)が舞台になりつつある。
[編集] 登場人物
- シャルル・ド・クサイ
- 主人公。大統領の地位は父親からの世襲。気まぐれや自己中心的な政治で自国民を苦しめている。自分の地位と生命を維持するため部下を相互に監視させ、迷路と化している地下シェルターを建造させたり国民全員の0.5%にあたる数の実子を多数の妻や妾に産ませている(顔は全員彼自身に似ている)。しかし、最近は天安悶やウィンターに訪問され、霹靂されている。
- 局長
- シャルルの側近。彼自身もシャルルに疑われており友人や家族(子供も含まれる)を諜報員にすり替えられてしまう。
- 藪男(やぶお)
- シャルルが恐れている『米国(こめこく)』大統領。モデルはアメリカ合衆国大統領ジョージ・ウォーカー・ブッシュ。
- 天安悶
- 隣国(実質的宗主国)『大華共和国』主席でシャルルの父親の学友。シャルルは足元にも及ばない殺戮狂の独裁者で夜になると粛清した部下の怨霊が大挙して出現するほど。語尾に「っぺ。」を付ける癖と痰を弾道ミサイル並の精度で狙った地点、時間に目標地点に着弾させる特技がある。モデルは中華人民共和国初代主席毛沢東。
- 明明
- 天の妻。夫婦喧嘩には私兵を駆り出す。
- 江沢山
- 天がシャルル国を訪問している留守にクーデターを起こした大華共和国の将軍。最終的に天が放ったロケット弾によって粛清される。モデルは中華人民共和国元主席江沢民(ただ、実際の江沢民自身は軍人ではない)
- メッシー
- 唯一の友好国『ドカン帝国』の総裁(独裁者)。シャルル国を訪問した際には妻と母を拉致された。モデルはドイツ第三帝国の独裁者アドルフ・ヒトラーと見られるが漫画の内容ゆえヒトラーほどの邪悪さは感じられない。
- ウインター将軍
- 巨大国『サ連』の独裁者でシャルル父、天の師匠。容貌のモデルはスターリンで、名前は冬将軍からきており、外国を訪問する際には寒冷前線を伴い(毛むくじゃらの大男に擬人化されている)、帰るときには焦土戦術を行う。無解凍の冷凍食品とウォッカが好物。
[編集] 用語解説
- シャルル民主主義人民共和国
- シャルルが治める国。政治体制は北朝鮮と同じだが領土は小さい(現実の中朝国境付近)。
- 米国(こめこく)
- 現実で言うアメリカ合衆国。
- 大華共和国
- 天が治める国家。現実で言う中華人民共和国。
- ドカン帝国
- メッシーが治める国。
- サビエト連邦
- ウィンター将軍が治める国。モデルは旧ソビエト連邦。
- 桜国
- 日本をモデルとした国。
[編集] 派生作品
- シャルル国の人々を主人公に据え、その日常を描いている。内容はギャグ無しのシリアスな内容で、登場人物も八頭身で描かれている。
[編集] シャルルの女
- 『桜国』にスポーツ選手応援のため派遣された女性応援団員の体験を描く。VOL.18に掲載。
[編集] シャルルの男
- シャルル国の小学校教師、「ピエール・ゴメス」の日常生活とその悲劇的な最期を描く。VOL.19に掲載。
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