獅子島
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獅子島 | |
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座標 | 北緯32度16分 東経130度14分 |
面積 | 17.01km² |
海岸線長 | km |
最高標高 | 393m |
所在海域 | 八代海 |
所属国・地域 | 日本(鹿児島県) |
獅子島(ししじま)は、鹿児島県出水郡長島町を構成する島の一つであり、鹿児島県の有人離島では最北に位置し、また県の最北端でもある。人口約1,050人。
目次 |
[編集] 概要
獅子島は、約2億年前から約1億5,000年前に隆起したといわれ、化石の宝庫としても知られており、アンモナイトや三角貝などの珍しい化石が見つかっている。
室町時代の後期頃までの獅子島は、「東仲島」と呼ばれ肥後国(現熊本県)に属していたが、当時の領主「獅子谷七郎」が、1565年(永禄8年)島津氏との戦に敗れ、以後その支配の下薩摩国(現鹿児島県)に属するようになった。その後、前領主の姓をとって、獅子島に島名が変更されたと言う。
島は、雲仙天草国立公園にも入っており、「薩摩松島」などとも呼ばれ眺望がよい。また周囲は、リアス式海岸となっており、複雑な地形で釣りのポイントが多く、瀬渡し船の手配が民宿などで簡単にできるため、釣り客の利便も良い。スキューバダイビングのポイントとしても、好まれている。
産業としては、漁業がその地形を生かし、ブリ・タイ・ヒラメなどの養殖を行っている。また農業は、甘夏みかん、バレイショなどを栽培している。
毎年4月に、獅子島招魂祭が開かれる。多くの島民が、招魂碑のある島の最高峰「七郎山」に登り、獅子谷七郎とその家臣達を供養し、島の繁栄を祈願する祭りである。毎年、実施日が変わる。
[編集] 交通
鹿児島県側から
- 波戸汽船の旅客船「すずかぜ」
- 獅子島御所浦港~獅子島片側港~諸浦島葛輪港~伊唐島畏敬港~長島宮ノ浦港~出水市米ノ津港(2時間30分)
- 山坂汽船の旅客船「ニューしんせいあずま」
- 長島宮ノ浦港~伊唐島畏敬港~獅子島幣串港(40分)
熊本県側から
- 天長フェリーのフェリー「ロザリオ」
- 天草市中田港~獅子島片側港(30分)
[編集] 関連項目
- 長島町
- 伊唐島
- 諸浦島
- 長島
- 桂島
[編集] 外部リンク
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