甘木鉄道AR200形気動車
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AR200形気動車(AR200けいきどうしゃ)は、甘木鉄道の気動車である。
[編集] 概要
1992年12月、甘木線の輸送力増強を目的とし、富士重工業にてAR201の1両が製造された。
形状は富士重工が第三セクター鉄道向けに製造していたLE-DCと呼ばれるタイプで、それまで増備されていたAR100形に比べると、車体長が18mに伸びて収容力が増加し、外観もより鉄道車両らしいデザインとなり、車体側面のリベットもなくなった。折扉と上部固定下部引き違い窓はAR100形と同様で、形態的には平成筑豊鉄道100形・200形・300形に類似する。
LE-CarIIでは前面非貫通形1枚窓仕様と前面貫通形仕様が設定されていたが、LE-DCでは前面貫通形が標準である。しかし本形式は前面非貫通形3枚窓とし、LE-DCとしては特異な形状となった。運転室は他社のLE-DCと同様、左側配置としており、車体側面に乗務員扉を備えている。
車体塗装・エンジンなどはAR100形と同一である。冷房装置はサブエンジン式である。車内はAR100形に似たセミクロスシートとなっている。
[編集] 製造・運用
AR100形置き換えまで新車両の追加製造の必要性がなく、同形式置き換えの際には各部の構造を変更した新形式AR300形を導入したため、結果的に1両のみの製造に終わった。
AR300形・AR400形とともに使用されていたが、2006年秋に廃車となりミャンマーへ輸出された。
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