田村秀行
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田村 秀行(たむら ひでゆき 1952年-)は現代文・小論文の予備校講師。元・代々木ゼミナール講師。客観的な現代文読解法を構築し、田村の現代文として知られている。『田村の現代文講義』シリーズは、1984年の初版以来のロングセラー(1995年からは『新・田村の現代文講義』シリーズ)。また、表情を一切崩さず淡々と講義を続けることから、能面田村とも称された。現在はフリーの日本語講師として、山梨予備校、長井ゼミ(広島県)に出講し、2006年度からは学校法人 ISI学園キングス国際高等学院(長野県上田市)の進学コースでも教鞭を執る。
大伴茫人の雅号で、古典分野でも活動中。趣味はタンゴ、競馬、パソコン、競輪など。
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[編集] 経歴
- 東京都大田区生まれ、世田谷区育ち
- 世田谷区東深沢小学校卒業
- 麻布中学校・高等学校卒業
- 代々木ゼミナールで1年間浪人(武井正教の世界史の授業に感銘を受ける)
- 京都大学文学部哲学科卒業(インド仏教学専攻)
- 塾講師、家庭教師を経て、代々木ゼミナール講師
- 伊藤塾で大学入試センター法科大学院適性試験対策講座を担当した(代ゼミライセンススクールのサテライン講座)
[編集] 著書
[編集] 大学受験参考書
- 『田村の現代文講義』シリーズ(代々木ライブラリー)
- 『田村の小論文講義』シリーズ(代々木ライブラリー)
- 『田村の現代文年間カリキュラム』シリーズ(栄光)
- (監修)(梵我堂主人) 『田村の本音で語る小論文』(大和書房)
- 『田村の本音で迫る文学史』(大和書房)
ほか多数
[編集] 一般書
- 『だから、その日本語では通じない (プレイブックス・インテリジェンス)』(青春出版社、2005年) ISBN 4413041194
- (大伴茫人 名義)『姫様と紀貫之のおしゃべりしながら土佐日記』 (洋泉社、1999年 / 学習研究社 <学研M文庫>、2002年) ISBN 4896914392 / ISBN 4059020621
- イラストはやまだ紫
[編集] 補注
- 一般には現代文・小論文の講師として知られているが、古典文化への関心も高く、代ゼミでも「古典文法」の講座を担当したり、講習会で現代文・古文・漢文全分野を1人で教える講座を担当したりした。著書の中でも、『田村の融合問題詳説』(ライオン社)や『田村のセンター試験ポイント講義』(栄光)の中では、古文・漢文を解説している。
- 最近の著書では「フリーの日本語講師」であることを標榜しているが、伊藤塾で大学入試センター法科大学院適性試験対策講座を担当したほか(この講座でも使用した教材はセンター試験や有力大学法学部の大学入試現代文問題)、講師としては大学受験国語の範囲に依然としてとどまっており、日本語教育や社会人向けの日本語講座などを行っている様子はみられない(長井ゼミで保護者向けに源氏物語の連続講座を行ったことはある)。
[編集] 関連項目
大学入試現代文で有名な講師・人物
[編集] 外部リンク
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