畑健二郎
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畑 健二郎(はた けんじろう、男性 10月19日 - )は、日本の漫画家。福岡県福岡市出身。血液型はA型。
大阪芸術大学芸術学部文芸学科中退。茶道家の畑律子は母にあたる。 また、セガ(ソニックチーム)のゲーム「ファンタシースターオンライン」、「ファンタシースターユニバース」でプランナーを務めた畑信太郎は兄にあたる。
現在、「週刊少年サンデー」誌上において『ハヤテのごとく!』を連載中(2007年3月現在)。
目次 |
[編集] 略歴
小学4年生までを福岡で過ごす。兵庫県立芦屋南高等学校(現・兵庫県立国際高等学校)卒業、在学中にアニメーターを目指しスタジオジブリの入社試験を受けるも面接で落とされる。受験勉強はまったくしていなかったが、当時ライトノベルに影響を受けており、小説の試験科目のあった大阪芸術大学に入学。その後、富士見書房の新人賞に長編小説を投稿するも落選してしまい、半年間大学に行かず漫画を仕上げる。小学館から『かってに改蔵』のアシスタントの話が入り、すぐに大学を休学して上京。第1話から久米田康治のアシスタントとして働く(「改蔵」1巻第1話の1ページ目を描いたのはすべて畑である)。その久米田康治の名物アシスタントとしても有名であり、弟弟子の前田君とともに『かってに改蔵』の中に度々登場していた。まんが賞の受賞歴は無し。
「少年サンデー特別増刊R」において『神様にRocket Punch!!』にてデビュー。「少年サンデー超増刊」で読みきり『雷神ソフィア』の後、『海の勇者ライフセイバーズ』を短期集中連載。「週刊少年サンデー」2004年10号で読みきり『ハヤテの如く!』が掲載された。しかしこの読切におけるキャラクターのセリフとして使われた文章の記述に不適切な点(事実と異なる点)があると、記述内容のターゲットとなったゲームファンド ときめきメモリアル(ときメモファンド)発行元のコナミから抗議され、小学館が謝罪するという事態を引き起こす。しかしその騒動をものともせず(むしろそれが彼の名を口コミで広げたという説もある)同誌にて2004年45号より設定を引き継いだ『ハヤテのごとく!』を連載している。なお、『ハヤテのごとく!』のアニメではコナミがスポンサーになっている。
週刊少年サンデーのホームページの『まんが家バックステージ』を毎週休まず更新し続けており、2位以下に圧倒的な差を付けた更新回数記録を持つ。『ハヤテのごとく!』が連載開始の際に2話同時掲載されたため、長らく『まんが家バックステージ』の号数が漫画の話数より1つ少ない状態が続いたが、2006年のゴールデンウィーク合併号で本誌の連載がない週にも番外編(少年サンデー超に掲載)の内容について更新し、『バックステージ』の号数と漫画の話数を合わせた。しかし同年の夏の合併号の際に再び、冬の合併号の際にさらにもう一回『バックステージ』を更新したため、現在では『バックステージ』の方が二回分多いという逆転現象が起こっている。ちなみに、かつて師匠の久米田康治も一時期は毎週更新をし、当時の更新回数の記録を保持していた。「かってに改蔵」終了後に更新は途絶えたものの、畑が師匠の記録を塗り替える直前になっていきなり更新(このとき既に久米田は講談社のマガジンに移籍)した。そのとき、久米田は「嫌がらせしといたから」と畑にメールした。
久米田康治がマガジンに移籍した現在でも久米田との交流は続いているらしく、『まんが家バックステージ』において度々登場している。
『第1回「ハヤテのごとく!」キャラクター人気投票』では、畑は21位であるのに対し、師匠の久米田康治は14位で得票数も畑の3倍以上という結果になった。(投稿者の職業欄にニートと記した投票のみにおける得票数は1位)
代表作であるハヤテのごとく!が2007年4月1日よりテレビ東京系で毎週朝10:00から放送中。
[編集] 作風
執筆する漫画作品はそのほとんどが同一世界(もしくは類似する平行世界)上の出来事としてストーリーが組まれているらしく、『ODORU LEGENDシリーズ』のような自筆他作品間の「ハイパーリンク」が各所に仕込まれている事や、一見サブキャラに見えるキャラクターにも重厚な裏設定として「そのキャラクターを主人公とした別漫画」が用意されている(事がほのめかされる)事がある。桂姉妹も元々別の漫画の主人公だった。
師・久米田康治と同じく、「ギャグは身近な人がボケた方がおもしろい」を信条とし、作中には一般の読者には理解出来ないマニアックな単語を多くして、理解者を絞っている。しかしながら、そのパロディネタは侮蔑とも捉えかねないネタが多く、一部では批判もある。
また、読者に対するサービス精神も旺盛で、コミックスではオマケページをかなり充実させている。ハヤテのごとく!のコミックス一巻のキャラ紹介で「100話までいったらナギの作品を掲載する」と宣言し、2006年46号で100話に達したことでこの号で掲載された。作品名は「世紀末伝説マジカル☆デストロイ」。しかし16ページまるまるではなく「あれって100話になったらやるんじゃなくて100話過ぎたら描いても良いって事だよね?」との指摘を受けて計6ページでとどまった。
マニアックなネタを仕込む作風は師匠譲り。また作画にも、アシスタントをしていた頃の昔の師匠の作風に似ているところがあり、また師匠と同じようなページ四段ブチ抜き画法をたまに駆使するが、やはり難しいらしい(最近は使用頻度も減っている)。ストレスがたまると裸を書きたくなるらしい。ちなみに上半身は華奢に、腰からお尻、お尻から太もものラインに艶めかしさを出して女の子を描くのが上手い。
JASRAC対策として、「歌詞は使えないので脳内であの歌を流してください」の注意書きや、それっぽい歌詞に変えるという手法を取っている。
「まんが家は読者がひくくらいの事をしなくてはダメだ」という尊敬する漫画家(師匠?)の言葉に従い、女装ハヤテとして「綾崎ハーマイオニー」を誕生させた。しかし、引くどころか大人気(主に20代男性に)になってしまった。その事で、日本の将来について不安に思っているらしい。ただ、作中でのハヤテの扱いを見る限りでは、本人もその嗜好がありそうでもある。
[編集] 作品リスト
- 神様にRocket Punch!!(少年サンデー特別増刊R)
- 雷神ソフィア(少年サンデー超増刊)
- 海の勇者ライフセイバーズ(少年サンデー超増刊)
- ハヤテの如く!(2004年、週刊少年サンデー)
- ハヤテのごとく!(2004年 - 、週刊少年サンデー)
- げんしけん第9巻 特装版 別冊付録 漫画寄贈(2006年)
[編集] エピソード
- 林原めぐみのファンで、氏に関連する小ネタを作品中で用いることが多い。
- カラオケで前田君は遠慮して畑健二郎の前で林原めぐみの歌を歌わない。
- スタジオジブリの採用試験に応募し、鈴木敏夫による面接試験を受けた経験を持つ。
- 『かってに改蔵』のアキハバラマップの作成に多大な貢献をしたらしい。
- 2006年1月15日に大阪ドームで開催された第23回次世代ワールドホビーフェアにてサイン会が行われた(応募ハガキによる抽選)。その様子がワールドホビーフェアの公式HPに写真で掲載された。氏の風貌についてのネット上の反応は、大多数が「普通」と答えていた。(写真はアニメ『ハヤテのごとく!』のマリア役田中理恵のブログにも載っている。)
- 2006年6月17日に幕張メッセで開催された第24回次世代ワールドホビーフェアにてサイン会が行われた(応募ハガキによる抽選)。サインと希望するキャラのイラストを描いたのだが、担当の「一位はハヤテ、二位はヒナギクか西沢さん、そしてマリアで、ナギは四位か五位くらい」の予想を大きく覆し、二位のハヤテにさえダブルスコアに近い差をつけナギが圧勝した。
- 2007年1月28日にナゴヤドームで開催された第25回次世代ワールドホビーフェアにてサイン会が行われた(応募ハガキによる抽選)。サインと希望するキャラのイラストを描いたのだが、綾崎ハーマイオニー(主に男性が)や、ミーアのコスプレをしたヒナギクをお願いした人が多く、神父をリクエストした人が1人いたが、上手く描けなかったらしい。
[編集] 師匠
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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