疏勒県
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各種表記 | |
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簡体字: | 疏勒县 |
ピンイン: | Shūlè Xiàn |
片仮名転写: | シューロー・シエン |
アラブ文字: | قەشقەر يېڭىشەھەر ناھىيىسى |
ローマ字: | Qeshqer Yéngisheher Nahiyisi |
カタカナ転写: | |
ウイグル語ピンイン転写: | {{{ピンイン転写}}} |
キリル文字: | қәшқәр йеңишәһәр наһийиси |
情報 | |
省級行政区: | 新疆ウイグル自治区 |
地級行政区: | カシュガル地区 |
面積: | 2,262km² |
人口: | 29万人(2004年) |
郵便番号: | 844200 |
市外局番: | 0998 |
行政区画代碼: | {{{代碼}}} |
自治体公式サイト: | {{{公式サイト}}} |
疏勒県(そろく/シューロー-けん)は中国新疆ウイグル自治区西部のカシュガル地区の県。カシュガル市の南に位置する。 古代西域のオアシス国家である疏勒国の地であった。古代の住民は印欧系で、インド・ヨーロッパ語族の言語を操っていたと見られる。9~10世紀より、人種と言語が次第に回鶻(ウイグル)化していった。
[編集] 歴史
前漢時、疏勒の国力は強くなかった。 2世紀にクシャーナ朝のカニシカ1世王が仏教の伝播に万進した時期に、この地にも仏教が入った。三国時代、疏勒は莎車、竭石、渠沙などの十二国を統べ、亀茲、于闐、焉耆、鄯善と共に西域の大国であった。最盛期の版図は今の新疆の喀什、疏勒、疏附、伽師、英吉沙、岳普湖、阿図什、烏恰、阿克陶、塔什庫爾干などの県市に及んだ。都である疏勒城は唐からは迦師城と称されていた(現在地は不明)。
658年、唐が西突厥の阿史那賀魯の乱を平定し、疏勒を以って安西四鎮の一つとなし、安西都護府に隷属した。 疏勒王室は唐との往来が密接となった。その後、吐蕃に占領された。
宋以後、疏勒は主に西遷した突厥族のカルルク(葛邏禄)部と以後到来した一部のウイグル部の支配下に置かれた。
- 新疆ウイグル自治区の行政区画
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