白井健三郎
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白井 健三郎(しらい けんざぶろう、1917年 - 1998年2月13日)は、文芸評論家、フランス文学者。学習院大学名誉教授。
[編集] 学歴
1943年東京大学文学部卒業
[編集] 人物紹介
慶應義塾大学助教授を勤めた後、1961年から年学習院大学文学部フランス文学科教授。1988年より学習院大学名誉教授。
実存主義研究者であり、アルベール・カミュやジャン=ポール・サルトルなどの著書を翻訳。
全共闘運動では学生を支援したことで知られる。
また、澁澤龍彦が訳したマルキ・ド・サドの『悪徳の栄え』の猥褻性をめぐる「サド裁判」では埴谷雄高・遠藤周作とともに特別弁護人を務めた。
1995年には勲三等瑞宝章を受章した。
1998年2月13日逝去。享年80。
妻はシャンソン歌手の小海智子(白井とも子)。日本初のバイオリズム研究家、白井勇治郎は兄。