皇居東御苑
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皇居東御苑(こうきょひがしぎょえん)は、東京都千代田区の皇居の東側に付属してある庭園。宮内庁の管轄。当地はかつての江戸城本丸・二の丸・三の丸跡の一部に位置し、緑豊かな雑木林に日本庭園や皇室関連の施設、江戸城の遺構などが残されている。戦後、特別史跡に指定され、1968年から一般に公開されるようになった。
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[編集] 歴史
かつての江戸城の本丸などがあった場所で、明治時代から戦前までは宮内庁や皇室関連の施設があった。戦後の1960年に閣議決定により一般公開される運びになり、1963年に特別史跡に指定、1968年から一般公開されるようになった。苑内は庭園のほか、歴史的な史跡も見ることが出来き、国内のみならず海外からの旅行者も多く訪れる。
[編集] 主な施設
- 三の丸尚蔵館…宮内庁所管の美術品、絵画など貴重な品々を展示している。1993年開館。入館料は無料。詳細は当該項目を参照。
- 同心番所
- 百人番所
- 大番所
- 諏訪の茶屋
- 富士見櫓
- 松の廊下跡
- 天守台(江戸城・天守閣跡)
[編集] ギャラリー
[編集] アクセスなど
- 当苑へは、大手門・平川門・北桔橋門の各門より出入りする。利用可能駅は以下の通り。
- 入苑料:なし(無料)。
- 開苑日:原則として月曜日と金曜日以外の各日に開苑している(天皇誕生日以外の祝日の場合は開苑。月曜日が祝日の場合は翌火曜日が閉苑)。その他、天皇誕生日、年末年始や臨時に閉苑する日あり。
- 開苑時間:午前9時から午後4時30分(3月1日から10月31日)、午前9時から午後4時(11月1日から2月末日まで)いずれも、入苑は閉苑の30分前まで。
- 入苑者が定員超過した場合、一時的に入苑を中止することがある。