相星
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相星(あいぼし)は、相撲用語でその場所の成績が同点であることを言う。特に、千秋楽勝った方が優勝という一番などで「相星決戦」などのように使われることが多い。優勝力士と相星で、優勝決定戦で敗退したり、決定戦制度以前の上位者優勝のために優勝を逃した力士も、「優勝同点」として番付編成上や記録上の配慮がなされる場合が多い。
現在では取り直しや不戦勝の制度などもあって、引き分けや預り、無勝負、相手の休場による休みをまじえての相星という例はほとんどないが、優勝制度成立以前の場所で例えば、
といた場合に、誰を優勝者(優勝相当成績)と見るかなどは意見の分かれるところとなる。 8勝している関脇が当然優勝だという見方もあれば、勝ち越し6点は同成績であるから番付上位の大関が優勝とする意見、6勝土つかずの小結を上に見るべきとする意見もある。
ただ、個人優勝掲額制度の最初の場所である明治42年(1909年)6月場所で、大関太刀山峰右エ門が8勝2敗、平幕高見山酉之助が7勝3分で、高見山の勝ち越し7点が優先されたという実例から考えれば、勝ち越し点数が実際には優先されたと考えるべきである。現在でも、力士報奨金の算定が勝ち越し点数であることも、その参考とすべきである。
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