神よ、アフリカに祝福を
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神よ、アフリカに祝福をはアフリカ各国(特にサハラ以南)で歌われている賛美歌であり、現在3カ国が国歌として使用している。作曲者は現在の南アフリカ出身のエノック・マンカイ・ソントンガ。
1897年に賛美歌の一つとしてソントンガが作曲した同歌は、教会、黒人の学校などで歌われるようになり、国中に知れ渡るようになった。その後、サミュエル・ンカイが作詞した。
アパルトヘイトに反発し、南アフリカの黒人解放運動の指導的立場にあったANC(アフリカ民族会議)が1925年に国歌として制定し、あらゆる所で歌われた。そのため、アパルトヘイト時代の南ア政府は「反逆歌」として、歌うのを禁止した。
アパルトヘイトが法律上無くなった1994年、南ア初の黒人大統領ネルソン・マンデラはこの歌とアパルトヘイト時代の国歌であった「南アフリカの叫び」を同国の国歌として宣言し、1997年に両曲を一つに編曲した歌が南アフリカの国歌となった。
また、1987年制作の映画「遠い夜明け」にも収録されている。
[編集] 現在、国歌として使用している国
- ザンビア…英語・その他、各民族の言語(トンガ語、ニャンジャ語など)
- タンザニア…スワヒリ語・英語
- 南アフリカ共和国…主にコサ語・ソト語(「南アフリカの叫び」の部分は主にアフリカーンス語と英語で歌われる)
[編集] 過去に、国歌として使用していた国
[編集] 歌詞
Nkosi sikelel' iAfrika
Maluphakanyisw' uphondo lwayo
Yiva imathandazo yethu
Nkosi Sikelela Nkosi Sikelela
Nkosi sikelel' iAfrika
Maluphakanyisw' uphondo lwayo
Yiva imathandazo yethu
Nkosi Sikelela
Thina lusapho lwayo.
- コーラス
- Yihla moya, yihla moya
Yihla moya oyingcwele
Nkosi Sikelela
Thina lusapho lwayo.