神魂合体ゴーダンナー!!
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「神魂合体ゴーダンナー!!」(しんこんがったいゴーダンナー!!)および「神魂合体ゴーダンナー!! SECOND SEASON」は、OLM・AIC製作のロボットアニメ。各13回、「アニメ魂」枠で放送された。
目次 |
[編集] 概要
- 神魂合体ゴーダンナー!! - 2003年10月1日から12月24日まで放送。
- 神魂合体ゴーダンナー!! SECOND SEASON - 2004年4月8日から6月30日まで放送。
- (AT-Xの場合。放送日は各放送局ごとに異なる)
- 主役ロボットのパイロットが「年の差カップルの新婚夫婦」という斬新な設定に加え、70年代のスーパーロボットアニメを彷彿とさせる(宙明節全開の)テーマソングや熱いノリなど、新しい中にも懐かしさを感じさせる作品。また、ロボット物としてのスタンスを守りつつ、様々な形の『恋愛』を描いているのも特徴であり、中には義兄妹同士や同性同士の恋愛をテーマにした異色のエピソードもある。ちなみにタイトルは「新婚合体ゴオ旦那」という駄洒落でもあるが同時に意外な意味も帯びている。
- 放映時期が近く、同じく2部構成のロボットアニメ「超重神グラヴィオン」とは作風(特に女性キャラの人口密度が高いこと)に共通点が見られ、共に「燃えて萌えるロボットアニメ」として比較されることもある。
- 登場キャラクターを演じる声優に、リアル・スーパーロボット系のアニメで活躍する声優(石丸博也、檜山修之、石川英郎等)や、ゲームスーパーロボット大戦シリーズのヘビープレイヤー(緑川光、渡辺明乃等)の声優が数多い。
- 多数登場するグラマラスな女性キャラたちの際どいハイレグコスチュームや、バスト・ヒップ・太もも等を強調したフェティッシュなアングル、豊富かつ多彩な水着シーンや入浴シーンなど、(『勇者王ガオガイガー』等では影を潜めていた)キャラクターデザイン&作画監督・木村貴宏の18禁PCゲーム原画を多数手掛けた実績の影響が最も色濃く現れた作品とも言える。それ故「狙いがやや露骨」という批判の声も耳にする。
- 他のロボットアニメと一線を画す最大のポイントの一つに「数多く登場する女性型ロボットの活躍」が挙げられよう。ネオオクサーを筆頭にコアガンナー、ヴァルスピナー、ジェネシスター、果てはゴーオクサー、オペレタイガー等々枚挙に暇が無い。しかもいずれもメインパイロットは当然ながら女性であり、健気にサポートに徹するばかりでなく、勇ましく戦闘を繰り広げる(メインを張る回もある)女性型ロボットがこれほどまでに多数登場したロボットアニメは前代未聞である。尤も、その分主人公・ゴオ及び主役ロボ・ゴーダンナーの影が薄くなるという甚大なデメリットもあった訳だから、そう手放しに絶賛できる要素ではないが…。
[編集] あらすじ
- A.D.2042年、地球上では突如現れた未知の巨大生物「擬態獣」と世界各国で開発されていた巨大ロボット達との戦いが繰り広げられていた。
- 日本のスーパーロボット「ゴーダンナー」のパイロット・猿渡ゴオは後に「巨神戦争」と呼ばれるボス擬態獣との決戦において、そのパートナーであり恋人でもあったミラを失ってしまう。だがゴオはそれと引き換えに一人の少女の命を救い出す。その少女の名は葵杏奈。
- 辛くも人類は戦いに勝利し、5年の歳月が流れたが、世界各地ではまだ擬態獣の亜種が生き残り、スーパーロボット達と擬態獣の戦いは続いていた。17歳の高校生となった杏奈はゴオと再会し恋に落ち、いつしか二人は結婚を決意する。しかし式の当日、擬態獣が出現し、ゴオは式を途中で中断してゴーダンナーで出撃する。
- だが、杏奈はただ夫の帰りを待っているだけの女の子ではなかった! 杏奈はダンナーのパートナーロボット「ネオオクサー」に乗り込み、自身も擬態獣との戦いに身を投じる! 果たして、二人は無事結婚することができるのか!?そして世界の平和を守ることができるのか!?
[編集] 登場キャラクター
- 猿渡ゴオ (声:近藤孝行)
- かつての巨神戦争で活躍した伝説のパイロットの一人。顔に似合わず甘い物好きで、私生活はだらしない。巨神戦争の最終決戦時にで恋人のミラと戦友のマックスを失った事で、失意の状態に陥り、巨神戦争より10年近くたった現在では、ただの冴えない男としてダンナーベースのクルー達殆どから、半ば馬鹿にされている状態であった。だが、杏奈との出会いを経て生きる希望を取り戻し、結婚するまでに至った(この時点で結婚式は最後まで行われていない)。マドンナ扱いされている女性達にモテる事から、周囲からはからかわれる事が多い。新婚以来、杏奈に「ゴオちん」と呼ばれていた。ようやく掴んだ幸せだが、突如のミラの生還やラピッドシンドローム発症の状態で復活したマックスによってミラとの関係が杏奈に知られてしまった件、そして復活したミラが再びゴオのパートナーとしてネオオクサーに乗り活躍した件などによって、杏奈とすれ違いを繰り返し、更には自らの身体がインサニアウイルスに犯されゴーダンナーのパイロットを降ろされてしまった事で、自らの存在意義を失い、苦悩と苦痛の日々を送る事になる。最終決戦でラピッドシンドローム発症。杏奈の力によって正気を保ち敵を撃破するも、蛹状態となってしまう。その7年後林の息子の遺伝子により復活。ミラの様に一時的に記憶を無くしてしまうが、1年をかけて回復し杏奈と最終話で結婚を成立させる。主な搭乗機はゴーダンナー、ゴーダンナーTDM。
- 葵杏奈(猿渡杏奈)(あおい/さるわたり あんな) (声:中原麻衣)
- もう一人の主人公。ロボット工学の権威である葵竜也と葵霧子の間に生まれた娘。家事全般が得意で、運動神経も抜群。芽花園学園のロボット部では、マドンナ的存在。かつての巨神戦争最終決戦時に、ゴオの操縦するゴーダンナーに助けられた事で、ゴオと運命の出会いを果たす。その後もゴオを慕い続け、母である霧子の協力もあって、ゴオと結婚する事になった。が、肝心の式の日に運悪く擬態獣が現れ、花嫁を置いてゴオが出撃してしまう。波乱含みのスタートとなったが、教会の地下(旧ダンナーベース上に教会が建てられていたという設定)に封印されていた女性型ロボット「ネオオクサー」を発見し、ゴオと協力して擬態獣の12号を打ち破った事で、半ば強引にネオオクサーのパイロットになる。幸せ一杯な状態であったが、突如ゴオのかつての恋人であったミラの生還によって、二人の関係に亀裂が生じ始める。一時はダンナーベースから姿を消していたが、再び戦う事を決意し、ネオオクサーのプロトタイプ「ゴーオクサー」のメインパイロットとなる。その後も様々な苦難を経て、遂に最強の擬態獣を倒すが、ゴオは蛹状態となり、杏奈は彼の復活を待つのに数年の月日を費やす事になる。物語のタイトルこそ「ゴーダンナー」である為、主人公はゴオだと思われがちだが、実質上、杏奈が物語の主人公といえる。林を助けた際に実は『キャリア』となっていた。主な搭乗機は、ネオオクサー、ゴーオクサー。
- ミラ・アッカーマン (声:久川綾)
- かつてのゴオの恋人で、巨神戦争中ではネオオクサーのメインパイロットを務めていた。愛するゴオを守る為に身を挺して命を落としたかと思われていたが、クラブマリナーに寄生していた擬態獣12号の中に取り込まれ、殲滅後にクラブマリナーの中から発見された。しかし皮肉にも、ゴオと再会を果たした時には巨神戦争の時から10年も過ぎていた上に、ミラ自身も記憶や知能を失い、赤ん坊同然の状態であった。その後、あえて事実を知った(当初は知らなかったが)杏奈の介護によって、静流が一度命を落とした際に記憶を取り戻すが、それがまた皮肉にも杏奈とゴオの関係に亀裂を生じさせてしまう事になり、ミラ自身もゴオが他の女性と結ばれ結婚してしまったという現実に直面し、絶望と苦悩を抱き続ける事になる。そして最強の擬態獣が出現した際には、錯乱した状態で、インサニアウイルスと擬態獣に寄生されたゴオと心中しようとしたが、杏奈の説得によって、杏奈がゴオの元へ向かう手助けをする。その数年後には、インサニアウイルスによって苦しむ人々を救う重要な鍵の一人として、女神ともいえる存在になっていた。『キャリア』。主な搭乗機はネオオクサー。最終回では杏奈のゴーオクサーとペアを組み、二人して「アンナミラーズ」と名乗る。
- 葵霧子(あおい きりこ) (声:本田貴子)
- 杏奈の母親。女子高生の娘を持っているが、年齢は35歳と若い(計算すれば17、8の時に杏奈を生んでいる)。ロボット工学の有能な科学者で、ダンナーベース所長として総指揮を執る。しかし、彼女が子持ちの人妻である事を(ゴオ以外の)ダンナーベースのチームクルーは全く知らずにいた。かなりのヘビースモーカー。メンソールの煙草を好み、男には容赦なく煙を吹きかける。一児の母だけあって、杏奈やルウといった子供達には、母性的な優しさを垣間見せる事もある。最強の擬態獣を倒した数年後には、ラピッドシンドロームの影響で蛹状態になってしまったゴオを救う為に、インサニアウイルスに関する研究に没頭している。
- 藤村静流(ふじむら しずる) (声:かかずゆみ)
- コアガンナーのメインパイロット。ゴオとは、パイロット養成機関時代からの腐れ縁であり、それ以降ゴオに思いを寄せ、まだ小学生であった忍の面倒も見ていた。アメリカに向かってしまったゴオの帰国を誰よりも待っていたが、その時すでにゴオにはミラという恋人がいて、結局ゴオへの思いは打ち明けられないまま関係は友人にとどまり、恋愛までには至らなかった。ミラが死んだと思われ、ゴオが杏奈と結婚した後にもその思いは消えず、杏奈のミスでゴオが負傷した際には、嫉妬心も含めて思わず平手打ちをしてしまっている。しかし、和解した後には杏奈の良き理解者になり訓練では彼女をコーチする。ゴオがブレイドガイナーに敗北したショックで操縦桿をうまく握る事すら出来なくなってしまった際には、一方的にゴオへ一杯奢って貰う約束をし、単独で擬態獣の殲滅に向かいゴオの復活において大きな役目を果たすが、無理がたたり一度命を落としてしまう。だが、ミラの『キャリア』の力によって蘇生、リハビリを重ね再び杏奈の訓練のコーチ兼パイロットとして復帰。インサニアウイルスに寄生されたゴオに代わってゴーダンナーの操縦を担当した。最強の擬態獣を倒した数年後には、研究に没頭している霧子に代わって、ダンナーベースの総指揮を執る。口癖は「私を誰だと思ってるの?」。主な搭乗機は、コアガンナー、Gガンナー、ゴーダンナー、ゴーダンナーTDM、コスモダイバー(子機)。
- 光司鉄也(こうじ てつや) (声:檜山修之)
- 猿渡忍(さるわたり しのぶ) (声:皆川純子)
- 歳の離れたゴオの弟。学校では女子にモテモテだが、本人は杏奈に首ったけで眼中に無し。杏奈の事が好きな為に、兄ゴオとのトラブルも少なくない。また、伝説のパイロットの弟であるのにいつも何も出来ない事にもどかしさとコンプレックスを感じており、ゴオがインサニア・ウイルスの寄生でパイロットを降ろされた際には、無謀にもゴオに代わってゴーダンナーを操縦しようと考えていたが訓練を受けていない為、無理であった。しかしそれ以降、密かに静流から訓練を受け、ゴオが最強の擬態獣を倒し蛹状態で回収された時には、改めてパイロットになる事を決意した。その数年後、ダンナーベースの正規パイロットになった忍は、クラブマリナーの後継機と思われるネオダイバーのパイロットとして(ただし、小説と漫画では蛹状態になったゴウに変わりゴーダンナーのメインパイロットを勤めていた)擬態獣と戦う。光司と静流を巡って競うことにもなった。愛称は「忍っち」。
- 影丸(かげまる) (声:山口太郎)
- ダンナーベースの司令。感情はほとんど表に出さないが、実はかなりの熱血漢。密かに霧子に想いを寄せているが、彼女の夫である竜也が生きていた事は全くの予想外であった。そのショックからなのか、最強の擬態獣が倒された数年後には、コミッショナーズからの誘いを蹴って、現役のパイロットになっている。
- ルウ・ルー (声:清水香里)
- 当初はコスモベースで幼いながらもオペレーターを務めていたが、コスモベースは擬態獣の襲撃により壊滅。ゴオ達に保護され、しばらくの間同居するも、擬態獣への復讐心から剣と行動を共にするようになる。初期は父親の仇として擬態獣を憎んでいたが、剣と行動を共にし剣の行動を信じ擬態獣と戦うように。剣と死に別れた後は最強の擬態獣が倒された数年後でも単独で擬態獣と戦い続けて、自身を含め戦い続ける者の末路を見出すことを目的とする・・・。主な搭乗機は、コスモダイバー(子機)、セレブレイダー。
- ロウ・ルー (声:小谷津央典)
- ルウの父親でコスモベースの司令。娘のルウを助けるべく彼女をコスモダイバー(子機)で地球に下ろした後、擬態獣(18号)との戦いで戦死してしまった。主な搭乗機は、コスモダイバー(親機)。
- 笹暮小波/コナミ(ささくれ こなみ) (声:渡辺明乃)
- ダンナーベース所属のオペレーター。どちらかと言うとツッコミキャラである。モモチーとは名コンビ。モモチーよりも一つ年上だが、コギャルみたいな口調等少し子供っぽい所がある。最強の擬態獣が倒された数年後には、モモチーと共に、女性型ロボットオペレタイガーのパイロットになっている。
- 桃園桃子/モモチー(ももぞの ももこ) (声:能登麻美子)
- ダンナーベース所属のオペレーター。どちらかと言うとボケキャラである。当初はゴオに「声が小さい!」と怒鳴られたこともある。コナミとは名コンビ…だが芯は強く、意外と腹黒い部分も…。最強の擬態獣が倒された数年後には、コナミと共に女性型ロボットオペレタイガーのパイロットになっている。
- 芝草(しばくさ) (声:堀川仁)
- ダンナーベース所属のチーフメカニックマン。「おやっさん」ではないらしいが、他のほとんどの職員は「おやっさん」と呼ぶ。彼の引退後は「おやっさん」の呼び名はダンナーベースに於いて永久欠番となった。最強の擬態獣が倒された数年後には、柊冬子とラーメン屋を営んでおり、小説版では、冬子と結婚している。
- 林奈々絵(はやし ななえ) (声:加藤奈々絵)
- ダンナーベース所属の女性メカニック。(長女的存在)明るく活発な性格。擬態獣(13号)の内部に取り込まれる災難に遭う。が、入院先へ見舞いに来た同僚の森本といつしか恋仲になり、物語終盤で婚約。最終回では3人の子供を儲けていた。語尾が「~ッス」となるのが特徴。擬態獣に取り込まれたことにより、ラピッドシンドロームの『キャリア』であることが最後に判明。3人の子供は、ゴオ、杏奈、ミラからそれぞれ名前の一部を継ぐ。3人目の子供によりゴオのラピッドシンドロームは治療されることとなる。
- 柊冬子(ひいらぎ とうこ) (声:細川聖可)
- ダンナーベース所属の女性メカニック。(次女的存在)通称トン子。どこか抜けていて、ハッチの閉め忘れが多い。芝草に思いを寄せている。アニメ版では不明だが小説版ではその思いは実り芝草と結婚する。
- 森本(もりもと) (声:川田紳司)
- ダンナーベース所属のメカニック。林に想いを寄せ恋仲となり、物語終盤でプロポーズ、結婚する。彼ら二人の恋愛模様も本作の隠れた見どころの一つ。
- 杉山(すぎやま) (声:小野大輔)
- ダンナーベース所属のサブチーフメカニック。愛妻家でアニータという妻がいる。芝草の引退後はメカニック達のまとめ役となる。
- 柳沢(やなぎさわ) (声:藤田圭宣)
- ダンナーベース所属のメカニック。根の暗い青年で、ゴオの杏奈との結婚を犯罪だと考えている。眼鏡っ子が好き。振られてもまた違う女性にすぐ惚れる。(最終回でもメカニックになっていたさくらに惚れ告白、速攻で「ごめんなさい」と振られている)
- さくら (声:南里侑香)
- 杏奈の通う芽花園学園高校2年の同級生で、杏奈とは大の親友同士。帰宅部。最終回ではダンナーベースのメカニックとなっていた。
- ひな (声:渡辺明乃)
- 杏奈の通う芽花園学園高校2年の同級生で悪友の一人。バレーボール部所属。とぼけたキャラだが、男子を煽り杏奈争奪戦を引き起こしていた策士でもある。最終回ではダンナーベースのオペレーターとなっていた。
- けい (声:皆川純子)
- 杏奈の通う芽花園学園高校2年の同級生で悪友の一人。陸上部に所属。最終回ではダンナーベースのオペレーターとなっていた。「声が小さい!」と怒鳴られる姿はかつてのモモチーを彷彿とさせる。
- ぴんぴん (声:皆川純子)
- 杏奈の飼い猫。妊娠した事で性別がメスと(視聴者に)判明。猫田という少年に酷似している。
- ナイト・ヴァレンタイン (声:緑川光)
- ユニオンベース所属のパイロットで通称「華麗なる撃墜王」。敵も女性も狙った相手は見逃さない。が、プレイボーイを気取るのは妹エリスへの想いを隠すカムフラージュだった。主な搭乗機は、ドラグライナー(火器担当)、ドラグファイター。
- エリス・ヴァレンタイン (声:田村ゆかり)
- ユニオンベース所属のパイロット。義理の兄であるナイトに対して兄妹以上の感情を持っている。主な搭乗機は、ドラグライナー(操縦担当)、ドラグファイター。
- シャドウ (声:甲斐田裕子)
- シリコンベース所属のパイロット。中性的な顔立ちをしている男装の麗人ぽい女性で常に冷静。しかし、ルナの危機には別人のようにキレる。自分が女であることとルナへの思いに葛藤し続け、最終的にルナへ別離を告げることになったが、それが元で最後の戦闘時にルナの動揺で合体に失敗、擬態獣により重症を負わされ、その最中ルナへの思いにより、皮肉にも自信のラピッドシンドロームを発症させることとなるが一命を取り留める。(男性にしか起こらないはずのラピッドシンドロームを発症させたのはホルモンのバランスによるもの)最終回では完治していた。主な搭乗機は、ジェネシスター、ジェネシャドウ。
- ルナ (声:川上とも子)
- シリコンベース所属のパイロットでシャドウのパートナー。学生時代からシャドウに憧れており、単なるパートナー以上の激しい愛情を秘かに抱いている。解析能力に優れており、擬態獣の行動分析も行う。主な搭乗機は、ジェネシスター、ルナシスター。
- モウカク (声:小杉十郎太)
- ダイノベース所属のパイロットでゴオとは巨神戦争時代からの戦友。豪快な性格。シュクユウに自分の想いを伝えるも、ラピッドシンドロームが発症。ナイトによって引導を渡され、遂に帰らぬ人となる。…主な搭乗機は、ゴッドダイナー、ゴッドホーン。
- シュクユウ (声:山崎和佳奈)
- ダイノベース所属のパイロットでモウカクのパートナー。大人しい性格に見えて、モウカクをしっかりとコントロールしている。モウカク亡き後はコミッショナーズにて、モウカクの戦闘電子データを新型ボーイシリーズに組み込む開発を担当することとなる。シュクユウの主な搭乗機は、ゴッドダイナー、ゴッドソニック。
- エカテリーナ (声:山田美穂)
- ベガベース所属のパイロット。名前の通り女王様気質。悪の女幹部のような出で立ちや口調から誤解を受けやすいが、本来は弱い者いじめが嫌いで優しく、強い正義感の持ち主。自己を持たず、ただ従うだけのククラチョフに苛立ちを感じた事もあったが、ククラチョフの心を知り理解する。主な搭乗機は、ヴァルスピナー。
- ククラチョフ (声:川田紳司)
- ベガベース所属のパイロットでエカテリーナのパートナー。下僕の如くエカテリーナの命令に忠実に従う寡黙な男。命令に従うことでしかエカテリーナへの愛を示すことができない、不器用な面がある。ちなみに本人曰く、エカテリーナ以外の女性には全く興味が無い。「従順な男」という理由の元、ラピッドシンドロームは発症の兆候すら見せずにいた。主な搭乗機は、ヴァルスピナー、スレイブウイング。
- マックス・ジュニア (声:石川英郎)
- ジャパンベース所属(現ダンナーベース)のパイロットで、ゴオとは同期であり親友でもあった。しかしマックスもまた、ミラに想いを寄せていたが、ゴオになら任せられると信じ、自ら身を引く友人想いな性格。巨神戦争で活躍したクラブマリナーのパイロットだったが、5年前の決戦でクラブマリナーと共に行方不明になっていた。しかし、生きていたマックスはミラと共に擬態獣12号と化したクラブマリナーから救出される。だが、意識を取り戻すと、5年前にミラを救えなかったゴオに怒りを覚え、コアガンナーとミラを奪い、暴走する。最後は正気に戻り、ゴオとも和解。ゴオに警戒を促しているが、ラボに送られた直後ラピッドシンドロームにより命を落としてしまった。
- 一時期、ラピッドシンドロームは、『マックスシンドローム』とも呼称されていた。
- 剣(けん) (声:大川透)
- ブレイドガイナーのパイロット。元々は妻のローザと共に独自に擬態獣と戦っていたようだが、ローザをセレブレイダーごと擬態獣にとりこまれ、逃がした過去を持つ。以後、復讐と形見であるセレブレイダーを探して擬態獣と戦い続けていた。コミッショナーズから「メナージュ・ゼロ」に認定されているお尋ね者。日本でルウに出会い、行動を共にする。日本のベイサイドエリアに出現した擬態獣から、ついにセレブレイダーを発見し擬態獣を撃退するも、ラピッドシンドロームを発症させてしまう。その後はルウと共に行方不明であったが、最終決戦で最強の擬態獣と戦闘中に出現、ラピッドシンドロームを発症させながら、擬態獣と戦うことのみが自分の本能であるとし、ガイナーで捨て身の特攻をかける。この際、最強の擬態獣の弱点を知らしめると共にガイナー大破の末に命を落とす(セレブレイダーは強制排除されルウは無事であった)
- 葵竜也(あおい たつや) (声:石丸博也)
- 霧子の夫で杏奈の父親でジャパンベース(現ダンナーベース)の創始者。ゴーダンナー等を開発した博士でもある。行方不明と思われていたが、様々な姿(ある時は神父、ある時は長距離トラック運転手、またある時は喫茶店マスター…声で視聴者にはバレバレだったが)で杏奈を見守り続けていた。新婚時代まではヘビースモーカーであったようで、霧子からは「たっちん」と呼ばれていた。かなりクサいせりふを言う熱い熱血親父。ダンナーベースの危機により姿を見せる。
- 声は勿論、若い頃の外見はいかにもマジンガーZの主人公、兜甲児を彷彿とさせるキャラクターであり、現在の姿もちょうど前者が年老いた感じに仕上がっている。
[編集] 登場メカ
- ゴーダンナー
- 日本、ダンナーベース所属のロボット。「シングルプラズマドライブ」が動力源。高いパワーによる格闘戦を得意とする。更にネオオクサー、もしくはゴーオクサーと合体することによりゴーダンナーツインドライブモードとなり強力な内蔵武装を使用することが出来る。これにより攻撃力は爆発的に高くなるが、反面エネルギー消費が激しくなってしまう。(ツインドライブモード時の)主な必殺技は「ハートブレイカー」と「ソウルブレイカー」(ゴーオクサーと合体している場合は「ファイヤーソウルブレイカー」になる)。名前の由来は神(GOD)と杏奈(ANNA)の名をくっつけたもの。最強の擬態獣との戦いではセレブレイダーと共に、トリプルドライブモードとなる。
- ネオオクサー
- ダンナーベース所属のロボットでゴーダンナーのパートナーロボット。ダンナーと同じく「シングルプラズマドライブ」が動力源。あくまでもサポートロボットなので、パワーはダンナーよりも劣るが「グラビティボンバー」といった特殊な武装を装備している。
- ゴーオクサー
- ダンナーベース所属のロボットでネオオクサーのプロトタイプ。本来はダンナーのパートナーロボットとなるはずだったが、機体の制御に難があった為に封印されていた。ネオオクサーとは比べ物にならないほどのパワーを持ち「ディメンションスナイパー」といった敵の動きを封じる武装を装備している。
- コアガンナー
- ダンナーベース所属。動力は「マルチコンデンサー」Gガンナーのコアロボットであり、単体での戦闘能力はかなり低くなるが機動性は高くなる。物語序盤で改造が施され武装が大幅に増えた。主な武装は「スナイパーアーム」「スパイラルスティンガー」
- バトルユニット
- コアガンナー用の換装ユニット。
- バトルユニット
- Gガンナー
- ダンナーベース所属。コアガンナーにバトルユニットを換装した重武装砲撃ロボット。火力は高いが、半面機動性が鈍く接近戦は苦手。主な武器はその機能のほとんどを費やした「ストロングバスター」
- Gゼロガンナー
- ダンナーベース所属。Gガンナーのプロトタイプでゴーオクサーと平行して改造されていた。やはりGガンナーと同じく砲撃戦闘用である。主な武器は「Gゼロバスター」
- クラブマリナー
- ダンナーベース所属のロボット。バリアを搭載しており防御力が高い。主な武器は「ドリルアンカー」5年前のボス擬態獣との決戦で行方不明になっていたが、擬態獣12号に寄生された状態でゴオ達の前に姿を現す。12号殲滅後は、愛着のある芝草や杉山によって修復され、最終決戦時に活躍した。
- コスモダイバー
- コスモベース所属のロボットで唯一宇宙での戦闘が可能なロボットである。親機と子機から構成されており、子機は脱出するも、親機はコスモベースが襲撃された時に大破する。子機はシャトル形態に変形可能で、ロケット推進の為、宇宙のみでなく水中での使用も可能となっている。
- ヴァルスピナー
- ロシア、ベガベース所属のスーパーロボット。中距離戦を得意とする。飛行はできない為、通常はスピナーボーイにより運搬されるが、スレイブウィングと合体する事により空中戦にも対応できる。「ホットリッパー」「ハードリッパー」が必殺技。
- スレイブウィング
- ヴァルスピナーのサポートメカ。
- スレイブウィング
- ドラグライナー
- イギリス、ユニオンベース所属のロボット。「爆撃ロボ」というコンセプトで設計されたらしく、巨大な戦闘機の形状をしており、多くの武器と弾薬を搭載している。ドラグファイターを分離させ、コード「9999」を入力すると、BM(ビーストモード)という、翼竜の様な形態に変形することができる。必殺技は「スーパーノヴァ」「ドラゴンハート」。
- ドラグファイター
- ドラグライナーに搭載されているロボット。他の機体と比べると比較的小型。専用の銃が武器。
- ドラグファイター
- ゴッドダイナー
- 中国、ダイノベースのロボット。ゴッドホーンとゴッドソニックが合体することで完成する。ゴッドホーンの大砲が変形する格闘武器(棍棒、トンファー、斧、ドリル等)で戦う。しかし、搭乗者のモウカクが、インサニアウイルスの寄生によって暴走してしまい、シュクユウが脱出させられた後、ドラグライナーBMのドラゴンハートによって塵と化した。
- ゴッドホーン
- ゴッドダイナーの上半身を形成する重戦車。
- ゴッドソニック
- ゴッドダイナーの下半身を形成する戦闘機。
- ゴッドホーン
- ジェネシスター
- 北アメリカ、シリコンベース所属のロボット。腕や腰に装備されている弓の様な武器で戦う。しかし、パイロットのシャドウがインサニアウイルスで暴走した後に、擬態獣に取り込まれてしまう。必殺技は「ライトニングニードル」「ライトニングアロー」
- ジェネシャドウ
- ジェネシスターの上半身、胸部を形成する戦闘機。
- ルナシスター
- ジェネシスターの下半身、背部を形成する潜水艇。飛行形体にも変形可能。
- ジェネシャドウ
- ブレイドガイナー
- 所属が一切不明のロボット。ダンナーと同じく「シングルプラズマドライブ」が動力源。戦闘能力はかなり高く、剣を使用しての近接戦闘を得意とする。この状態でもパイロットである剣の実力と相まってゴーダンナーツインドライブモードにも引けを取らないが、パートナーロボットであるセレブレイダーと合体する事によりブレイドガイナーツインドライブモードとなり鬼神のごとき強さを発揮する。通常はサポートメカのジェットクロウによって移動する。最後は、インサニアウイルスの影響によってパイロットの剣が暴走しつつも、最強の擬態獣に捨て身の特攻をかけ、爆散。パイロットの剣も死亡した。必殺技は「デスストラッシュ」
- セレブレイダー
- ブレイドガイナーのパートナーロボット。ガイナーと同じく「シングルプラズマドライブ」が動力源。過去の擬態獣との戦闘で行方不明になっていた。単体のみで剣形態へと変形することが可能。
- オペレタイガー
- 最終回に登場。モモチーとコナミの搭乗機であり、近接戦闘タイプである。形状から、おそらくネオオクサー、ゴーオクサー等の後継機と思われる。
- ネオダイバー
- 最終回に登場。忍の搭乗機であり、遠距離戦タイプである。形状から、おそらくクラブマリナーの後継機と思われる。
- ラボディフェンダー
- 最終回に登場。影丸の搭乗機。
- ジェットボーイ
- 無人機である「ボーイシリーズ」では最速を誇る。ダンナーベースに3機が配備されており、ダンナーやオクサーの運搬、戦闘のサポートを行う。人型にも変形可能。物語中盤でドラグライナーの技術を(不正に)転用してパワーアップを遂げた。
[編集] スタッフ
- 監督:長岡康史
- シリーズ構成:川崎ヒロユキ
- キャラクターデザイン:木村貴宏
- メカニックキャプテン:まさひろ山根
- サブメカニックデザイン:ことぶきつかさ
- 擬態獣デザイン:秋恭摩、反田誠二
- 音楽:渡辺宙明
[編集] 主題歌
- オープニング曲
- エンディング曲
- SECOND SEASON オープニング曲
- 「ENGAGE!!!ゴーダンナー」
- 作詞:桑原永江、作曲・編曲:渡辺宙明、歌:堀江美都子&水木一郎
- SECOND SEASON エンディング曲
- 「我が名はゴーダンナー」
- 作詞:桑原永江、作曲・編曲:渡辺宙明、歌:串田アキラ
- 挿入歌(#16)
- 「最愛」
- 作詞:柚木美祐、作曲・編曲:渡辺宙明、歌: 堀江美都子
[編集] 放送リスト
[編集] 神魂合体ゴーダンナー!!
- 戦場のウェディングベル
- 炎のバージンロード
- バトルロイヤル・ハネムーン
- 静流、再び
- 空から来た少女
- 夢の終わり
- 追憶ニ死ス
- 華麗なる撃墜王
- 流されてサバイバル
- ルウ出撃
- 汚れなき旅立ち
- 去り逝く者たち
- ラスト・ファーストキス
[編集] 神魂合体ゴーダンナー!! SECOND SEASON
- 蘇る魂
- 新たなる告白
- その名はゴーオクサー!
- TONKO MY LOVE
- 氷の微笑
- ジェネシスター暴走!
- 桃花哀歌
- ゴーダンナー出動禁止命令!
- 激突!ダンナーVSガイナー
- ダンナーベースSOS!
- 死闘の果てに
- 永遠のふたり
- 来るべき明日
[編集] ドラマCD
フロンティアワークスより発売されたドラマCD。全2巻
- Vol.1「スパ・リゾート・ホリデイ」
- 発売日:2004年1月23日
- あらすじ:慰安旅行に行く事になったダンナーベースの面々。行き先はゴオとミラの思い出の場所のため焦るゴオ。しかし杏奈はその日修学旅行がある為欠席することになった、安堵するゴオだったが何と修学旅行先は同じ場所だった。
- Vol.2「嵐を呼ぶCカップ」
- 発売日:2004年2月27日
- あらすじ:世界各国のベースのパイロットたちの親睦と戦闘技術の向上を目的とした、ロボット乗りだけの大会Cカップが開催されることになった。賞金目当てに張り切るダンナーベースの面々だったがなんと頼りのゴオが出場出来ないアクシデントが起こってしまう。
[編集] ゲーム
- 神魂合体ゴーダンナー!!
バンダイより2004年6月24日に発売されたプレイステーション2用ソフト。開発はナツメ。ゴーダンナーを始めとする番組に登場したロボットたちを操作して戦う3Dポリゴン対戦型格闘ゲーム。戦闘の合間に3Dポリゴンのパイロットキャラによるカットインが入り、女性キャラは胸が揺れる(ルウを除く)。第一シーズン全13話を100分に再編集した総集編DVDが付属。ストーリーモードはゴオと杏奈が主役の「愛の物語」と、剣とルウが主役の「哀の物語」の2本が用意されている。そのストーリーは一見アニメ本編をそのまま踏襲したかに思えるが、アニメではラピッドシンドロームに感染しなかったはずのナイトとククラチョフが何故か発症(木村貴宏が新規に描き下ろした二人の発症グラフィックも出る)してダンナーと戦闘するステージがあったり、細部で相違が見られ侮れない。各モードを難易度(ハード・ノーマル・イージーの三段階)ごとにクリアすると使用可能なロボットが追加されたり、新たなモードが出現する仕組みになっている。
- モードは上記の「ストーリーモード」二種の他、「対戦モード」・「サバイバルモード」・「協力対戦モード」・「放課後バトル」の計6種類。難易度設定(表記はB・A・S)は「ストーリーモード」と「対戦モード」でのみ選択可能。
- 登場する操作可能なロボットは隠しも含め以下の通り(擬態獣も敵として登場するが、プレイヤーは操作できない)。ダンナーやオクサー関連の使い回しが目立つ。
- ゴーダンナー、ネオオクサー(杏奈)、ネオオクサー(ミラ)、ゴーオクサー、ゴーダンナーTDM(ネオオクサー合体バージョン)、ゴーダンナーTDM(ゴーオクサー合体バージョン)、コアガンナー、Gガンナー、コスモダイバー(子機)、ブレイドガイナー、ブレイドガイナーTDM、ドラグライナー(実質ドラグファイター)、ジェネシスター、ゴッドダイナー、ヴァルスピナー(スレイブウイング合体済みバージョン)、杏奈専用ミニロボ、ルウ専用ミニロボ
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- セカンドシーズン最終回前後に初出のロボットは参戦を見送られた。
[編集] ゴーダンナーのスーパーロボット大戦への参戦要望
この巨大ロボットゴーダンナーについてはその「熱さ」と設定の緻密さからか、バンプレストのゲームソフト『スーパーロボット大戦シリーズ』への参戦を望む声が現在数多く聞かれている。ちなみに、ゴーダンナー参戦希望組の筆頭は自身も本作にナイト・ヴァレンタインの声優として参加している緑川光とされる。
[編集] 外部リンク
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みさきクロニクル ~ダイバージェンス・イヴ~ |
月は東に日は西に ~Operation Sanctuary~・ Wind -a breath of heart- |
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