福岡ライジングBB
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福岡ライジングBB(ふくおか―)とは、福岡県福岡市を本拠地とするプロバスケットボールのクラブチームである。チームの運営は7月に発足される新会社「福岡プロバスケット株式会社」が行う。
2007-08シーズンよりbjリーグに参戦する。
チーム名は公募によって決定された。「ライジング」は、「雷神」すなわち菅原道真公に「上昇」を意味する「ライジング」をかけた。「BB」は母体クラブの「福岡BBボーイズ」に由来し、公募の際に使用する条件としていた。
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[編集] 歴史
[編集] 福岡レッドファルコンズとスーパーリーグ参入
2005年、新潟アルビレックスのスーパーリーグ脱退に伴い、福岡県からIT企業のインテントが中心となって地域密着型クラブチーム「福岡レッドファルコンズ」を設立した。
「レッドファルコンズ」とは「赤いハヤブサ」と言う意味で、同じ福岡をホームとする福岡ソフトバンクホークスやアビスパ福岡からヒントを得て名づけられた。
練習拠点は福岡県宗像市のグローバルアリーナ。元日本代表の庄司和広らを移籍獲得。外国人2名と新人を合わせ選手全員とプロ契約を結んだ。ヘッドコーチには地元出身の後藤敏博が就任したが、開幕前に原田茂に交代した。
2005-06のスーパーリーグに新規参入した。
[編集] レッドファルコンズ解散
しかし、母体企業の経営不振に加え地元スポンサーの獲得が難航。選手・スタッフの給与未払いや2000万円の使途不明金も発覚し経営不安が表面化。社長の自殺未遂にまで及ぶ事態となった。そのため、全日本総合バスケットボール選手権大会は選手・スタッフの自費で参加。それまでの運営会社を清算し、新会社「福岡にレッドファルコンズを残したい」を設立。
2006年1月19日、スーパーリーグ後半戦の不参加を表明するとともに、JBL脱退の意向を示した。スーパーリーグ全敗、公式戦はオールジャパンでの1勝のみでチームは解散。JBLは特例による選手のJBLチームへを受け入れを表明。また、bjリーグもアーリーチャレンジ制度を設けて選手の救済に当たった。
新会社はインボイスに支援を求め、2006-07シーズン以降は木村育生インボイス社長が会長を務めるbjリーグに転籍を表明したが、同じ福岡にbjリーグ参入を予定する別会社があることもわかり、2006年2月10日、bjリーグへの参入願を取り下げた。
[編集] BBボーイズ発足
福岡レッドファルコンズの解散を受け、福岡市では地元スポーツマネジメント会社のスポーツコーディネート ペサスがbjリーグ参戦を表明。
元レッドファルコンズの川面剛らによって新たなクラブチーム「福岡BBボーイズ」が設立された。
チーム名は「Basket Ball Boys」と「Basket Bad Boys」をかけて付けられた。
2007-08以降のbjリーグ参戦を目指しスポンサーを獲得。元bj選手2名も補強。のじぎく兵庫国体にも2名の選手が参加し優勝を果たした。
一方でクラブも大分ヒートデビルズの福岡におけるホームゲームの興行権を獲得し、bjの前座試合に出場している。
[編集] bjリーグ参戦
2006年11月30日、2007-08シーズンのbjリーグ参戦が決定した。
同年12月20日よりチーム名の公募を開始。候補は「福岡アスピアBB」「福岡BBオーシャンズ」「福岡ライジングBB」の三つ。
2007年1月30日から2月22日まで投票を行い、2月28日に新チーム名が「福岡ライジングBB」に決定。
7月に新会社「福岡プロバスケット株式会社」を設立する。
[編集] 外部リンク
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