筒井定次
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筒井 定次（つつい さだつぐ）は、安土桃山時代の武将・大名。江戸時代前期の伊賀上野藩主。
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| 時代 | 戦国時代から江戸時代前期 | |||
| 生誕 | 永禄5年5月5日（1562年6月6日） | |||
| 死没 | 慶長20年3月5日（1615年4月2日） | |||
| 別名 | 四郎、藤四郎、藤松（幼名） | |||
| 墓所 | 奈良県奈良市の伝香寺 | |||
| 官位 | 従五位下、伊賀守。従四位下、侍従 | |||
| 藩 | 伊賀上野藩主 | |||
| 氏族 | 筒井氏 | |||
| 父母 | 父：筒井順国、母：筒井順昭の娘 養父：筒井順慶 |
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| 妻 | 正室：織田信長の娘・秀子 側室：明智光秀の娘 |
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| 子 | 筒井順定、筒井春次 娘（鞍田九左衛門室）、娘（筒井六左衛門室） 娘（新庄直氏室）、娘（多田正吉室） 娘（加納豊前室） |
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[編集] 生涯
永禄5年（1562年）5月5日、慈明寺順国（筒井順国）の嫡男として生まれる。筒井順慶に子が無かったため、養嗣子となった。
織田信長の死後は羽柴秀吉の家臣となり、大坂城へ人質として赴いた。天正12年（1584年）、順慶の死により家督を相続した。そして同年の小牧・長久手の戦いをはじめ、天正13年（1585年）の四国征伐、天正14年（1586年）の九州征伐、天正20年（1592年）からの朝鮮出兵など、秀吉が行なった戦争の大半に従い、その功績により伊賀上野に移封された。しかし、これは都に近い大和から定次を追い出したようなものであったとも言われており、石高も当代記などでは5万石と記されるなど、大和時代に較べて大幅な減封であり、筒井氏は伊賀で苦難の時代を送ったとされている。
慶長5年（1600年）の関ヶ原の戦いでは東軍に与し、戦後、徳川家康から所領を安堵された。しかし慶長13年（1608年）、幕命により突如として改易され、ここに大名としての筒井氏は滅亡してしまった。
改易の理由については、領国における悪政、酒色に耽ったから、キリシタンによる訴訟など、数々の理由が挙げられているが、最近では幕府のでっち上げによる改易ではなかったのであろうかとも言われている。どちらにせよ、定次は改易された後、その身柄は鳥居忠政のもとに預けられることとなった。
そして慶長20年（1615年）3月5日、大坂の陣にて豊臣氏に内通したという理由により、自害を命じられた。享年54。このとき、定次の子・筒井順定も自害し、筒井氏は完全に滅亡した。
[編集] 人物・逸話
- 信長は定次の才能を評価して、娘を定次に与えたとされている。しかし島清興と対立して出奔されたりするなど、その才能には疑問符を立てざるを得ないところも多い。
- 伊賀移封により、筒井家は伊賀の豪族を強硬に取り潰し、さらに大和時代からの重臣の多くも離反されるなど、家勢の衰退を招いている。これは関ヶ原で定次が東軍に与する一因を成したともいわれる。
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