紋別駅
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紋別駅(もんべつえき)は、北海道紋別市幸町4丁目に存在した日本国有鉄道(国鉄)-北海道旅客鉄道(JR北海道)名寄本線の鉄道駅。
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[編集] 概要
名寄本線の沿線では最も大きい都市の中心駅で、中間駅では唯一みどりの窓口も備えていたが、同線の廃止と共に廃駅となった。1986年11月のダイヤ改正までは、札幌駅から紋別駅まで直通する急行列車「紋別」も設定されていた。また渚滑駅で名寄本線から分岐する渚滑線の列車も、多くが紋別駅まで乗り入れていた。なお、紋別駅のみどりの窓口に設置されていたマルスは通常の専用回線を用いるものではなく、鉄道電話回線を利用する通称簡易マルスと呼ばれていたもので、操作時は駅名や列車名をコード番号で入力し、一回ごとにダイヤルをしてホストコンピュータに接続していた(簡易マルスは他に五稜郭駅、足利駅、御宿駅など、指定券発行の少ない駅に導入されたが、いずれも現存しない)。
[編集] 構造
廃止当時は、コンクリート製の駅舎(士別駅と同一の規格)と相対式ホーム1本・島式ホーム1本がある駅で、跨線橋で結ぶ構造となっていた。
[編集] 歴史
[編集] 隣の駅
- 北海道旅客鉄道
- 名寄本線
- 潮見町駅 - 紋別駅 - 元紋別駅
[編集] 駅跡
駅跡は一時期駐車場として転用されたのち、構内の北半分と駅前ロータリーの北半分の敷地を流用して、食料品店・飲食店と温泉施設を併設した複合施設「オホーツク氷紋の駅」が造られた。また、各種路線バスや都市間バス乗り入れに伴い、駅前ロータリーの南半分を拡張する形で紋別ターミナルが設置され、札幌や旭川方面などの交通の要所となっている。