美術監督
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美術監督(びじゅつかんとく)は、映画・テレビなどの撮影の被写体となる空間を作る作業を取り仕切る人。 映画監督やプロデューサーと打ち合わせを行い、予算内でその映画の世界観(背景)を作り上げる。
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[編集] アニメーションの美術監督
アニメーション制作の美術監督は美術設定という背景画の細かい設定を描いたりするのが主な仕事であり、アニメーションの背景画をまとめる。美術設定はアニメの世界観の基盤を作り上げ、監督の持つ作品イメージを形にしていく。近年、背景画はめざましい進歩を遂げ、デジタル処理などでよりリアルな背景を作り出すことが可能になっている。美術監督は美術背景専門会社に入社して経験を積み、実力を認められて役職に就く事が多いが、極稀に動画や制作進行などといったまったく別の部門から転任し、役職に就く場合もある。(例として京都アニメーションの鵜ノ口穣二(前者)やベガエンタテイメントの土橋誠(後者)が挙げられる。)
[編集] 日本の主な美術監督
[編集] 映画・テレビの美術監督
[編集] 日本の主な美術監督
[編集] アニメ背景制作会社
アニメーション業界では、アニメの背景画は専門のスタジオが制作するのが一般的である。しかし大手の会社などには自社や関連会社に美術背景部門を設けてる場合もある。(例としてAプロダクション(現:シンエイ動画)、Production I.G(関連会社:IG小倉工房)、京都アニメーション、ベガエンタテイメントなどが挙げられる。)また、近年は美術背景も海外の会社に発注する事も多くなってきた。(日本の会社の海外支部の場合もある。)これに伴い美術監督も海外のスタッフが手がけることもある。(例として「君が望む永遠」、「キスダム -ENGAGE planet-」などが挙げられる。)
[編集] 主なアニメ背景制作会社(海外含む)
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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