義経 (小説)
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『義経』(よしつね)は、司馬遼太郎の歴史小説。「オール讀物」昭和41年2月号から43年7月号に掲載。1968年、文藝春秋刊。原題は、「九郎判官義経」。
悲劇の英雄として語られる源義経を描く。
義経の平泉までの逃避行や、その死が非常に簡略化されており、その評価は賛否両論である。
[編集] あらすじ
幼いころは寺に入れられた義経だが、兄・頼朝起つと聞くと、その下へ馳せ参じる。
義経は天才的な武力で平家を倒していくが、頼朝からは疎まれていく。そのことに納得ができない義経だが、溝はさらに深まっていき、衣川館でついに討ち取られる。
義経の首を前に頼朝は、悪は滅んだと言い、筆者は「悪とはなにか」ということを後世の人に考えさせた、としている。