聖バルナバ病院
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聖バルナバ病院(せいバルナバびょういん)は、大阪府大阪市天王寺区にある財団法人であり病院である。また日本聖公会最古の病院でもある。
病院名はキリスト教の 聖バルナバにちなんでいる(バルナバは「慰めの子」という意味である)。
最寄り駅は上本町駅。
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[編集] 特徴
古くから産婦人科や小児科など母子の医療に力を入れており年間の分娩数も1000件を超える。
[編集] 沿革
- 1873年(明治6年)、米国聖公会から派遣されたヘンリー・ラニング医師が米国伝道会社施療院という施療行を始めた。
- 1883年(明治16年)9月、川口町8番地に木造二階建ての病院が新築落成されラニング医師はそこの院長となった。この病院が聖バルナバ病院である。
- 1913年(大正2年) 、ラニング医師が帰国し2代目の院長にラニング医師の息子が就任する。
- 1923年(大正12年)、川口町から今と同じ天王寺区細工谷に移転する。
- 1928年(昭和3年)、本館がヴォーリズの設計で建設される。
- 1941年(昭和16年)、財団法人に組織を改め、7代目にして初の日本人院長に西崎省三が就任する。
- 1942年(昭和17年)、助産婦養成所「城南産婆養成所」を併設する。
- 1943年(昭和18年)、第二次世界大戦の影響により病院名を「大阪大東亜病院」に改称する。
- 1945年(昭和20年)11月、名称を「財団法人 聖バルナバ病院」に戻し、同時に「城南産婆養成所」を「聖バルナバ病院付属助産婦養成所」に改称する。
- 1952年(昭和27年)、「聖バルナバ病院付属助産婦養成所」を「聖バルナバ助産婦学院」に改称する。
- 2005年(平成17年)、新病院が竣工する。
[編集] 診療科
- 産科
- 婦人科
- 小児科
[編集] 関連項目
聖路加国際病院(同じく聖公会系の病院)
[編集] 外部リンク
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