蛸島彰子
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蛸島 彰子(たこじま あきこ、1946年3月19日 - )は、将棋の女流棋士。東京都出身。日出女子学園高等学校卒業。高柳敏夫名誉九段門下。日本で初めての女流将棋棋士であり、女流棋士番号は勿論1。
タイトルは、女流名人4期、女流王将3期。林葉直子・中井広恵・清水市代の三人娘の登場まではほぼタイトルを独占し、女流最強であった。女流第一人者として、女流棋士の育成などに関する業務において常に重責を果たしている。
唯一の女流棋士として、NHKの将棋中継の棋譜読み上げなどを長く務め、その美貌もあって将棋を指す少年たちのあこがれの存在であった。
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[編集] 略歴
- 1961年 奨励会初等科入会
- 初段まで昇段した。ただし、当時唯一の女流であった彼女には「指し分けで昇級」という特例処置が設けられていた。
- 1966年 女流棋士初段としてデビュー
- 但し、1974年までは女流タイトル戦などが無く、レッスンプロのような存在であった。
- 1967年 女流二段
- 1974年 女流三段
- 1976年 女流四段
- 1987年 女流五段
- 1989年~2002年 女流棋士会発足、初代会長就任
- 2002年~2003年 女流棋士会相談役
- 2004年4月~ 女流育成会幹事