角運動量
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角運動量(かくうんどうりょう)とは、運動量のモーメントを表す力学の概念のひとつである。
位置 r において、速度 v で運動している質量 m の質点の、原点のまわりの角運動量 L は、次式で定義される。
ここで、は外積を表す記号であり、p = mv は質点の運動量である。
等速直線運動においてはベクトル量である運動量が時間によらず一定であるのに対し、等速円運動においては、運動量の大きさは一定であるが、向きは時間により変化する。角運動量は等速直線運動でも等速円運動でも時間によらず一定のベクトル量である。
[編集] 量子力学の角運動量
量子力学では、角運動量は軌道角運動量とスピン角運動量がある。詳しくは各項目を参照。