記録抹殺刑
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記録抹殺刑(Damnatio Memoriae)とはローマ皇帝に対する刑罰で元老院の採決によってなされる皇帝弾劾のシステムである。この刑に処されることは極めて不名誉とみなされる。
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[編集] 処罰の内容
- 有罪とされた皇帝の像はすべて破壊され、あらゆる公式記録、碑文、通貨からその人の名が消去される。
- その皇帝の子孫は末代に至るまでインペラトルを名乗る権利を剥奪される。
- 治世中になされた(元老院の可決を待たずに発布された)勅令は全て破棄される。
[編集] 記録抹殺刑に問われた皇帝
[編集] 刑を執行された皇帝
[編集] その後執行を免れた皇帝
[編集] 記録抹殺刑が登場する物語
ジョージ・オーウェルが描いた小説『1984年』に記録抹殺刑が登場する。