読点
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読点(とうてん)は約物の一つで、日本語文書で文の途中の区切りに打たれる点である。 横書きでは下寄りに、縦書きでは右寄りに打たれる。
- ~で、
[編集] 概要
日本語の縦書き文書では文の区切りにもっぱら読点(、)が用いられるのに対し、横書き文書ではこの役割に読点とコンマ(,)の両方が用いられる。現状では読点の方が若干多いように思われる。
中国語では「、」を「頓号」といい、並列に用いる。台湾や香港の中国語の文章では、縦書き・横書きを問わず、漢字一文字分のスペースの中央に置かれることも多い。
欧文ではもっぱら文の途中の区切りにコンマが用いられる。英語ではコンマを打つべきか打たぬべきか比較的厳密に定められているが、日本語では筆記者の自由に任される。一般的には主語の後につけること(例「ウィキペディアは、~である。」)が推奨されている。
古来の日本語文書には無く、欧文の翻訳文へのコンマの替わりとして使用されだし、純粋な日本語文書にも定着した約物である。
「、」で終わる言葉は少ないが、「。」で終わらせるブーム以前に、藤岡弘、が「、」付きに改名した。意味は本人曰く『藤岡弘、未だ完成せず』である。