超お父さん
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超お父さん(スーパーおとうさん)は2006年にSNKプレイモアが販売した5号機のパチスロ機。保通協における形式名は「スーパーオトウサン」。
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[編集] 概要
ビッグボーナスは払い出し枚数が345枚(最大獲得枚数288枚)、レギュラーボーナスは払い出し枚数が134枚(最大獲得枚数108枚)をそれぞれ超えると終了する5号機で、ビッグボーナス絵柄は赤7と青7(別フラグ)。
若い頃に正義のヒーローだったお父さんが引退後に喫茶店を経営しているという設定。お父さんに襲いかかってくる闇の組織ZELTAの怪人達を倒すことがそのストーリーの中心となる。
リプレイタイム抽選状態時にベルを引くと30Gのバトルチャンス(リプレイタイム)に突入するが、チェリーを引くと抽選状態から通常へと転落してしまう(システム上の詳細は後述)。ベルやチェリーの当選確率は設定によって微妙に違うが、比率は設定差がなくベル2に対しチェリー1の割合。
ゲーム中にスイカが成立した場合、これは0枚役という扱いになっているが、正確に言うとボーナスもしくは1枚役の取りこぼしの際に有効ラインにスイカが揃うということである。このスイカ自体も中リール、右リールで取りこぼすことがある。スイカが揃う状態になった場合、その後数ゲームは熱い演出が続きやすくなる(ボーナスの場合は数ゲームの後にボーナス確定画面へと移行する。確定画面が表示される前にボーナス絵柄を揃える事も可能)。なお、他の5号機に搭載されている重複フラグ(ボーナスと小役の同時抽選)は搭載されていない。
小役の獲得枚数は、チェリーが10枚(必ず角に止まるため、実質15枚)、ベルが8枚、ボーナス絵柄-スイカ-スイカが1枚となっている。
[編集] 演出
[編集] 登場人物
- 本条タケオ(お父さん):主人公。喫茶店「Obrigado(オブリガード)」を経営している。若い頃は正義のヒーローであったが4年前に脱サラ。闇の組織ZELTAに狙われている。
- 本条ルリ:17歳の女子高生。本条タケオの一人娘。ZELTAにさらわれてしまうことがある。お風呂が大好き。
- 本条サチコ:ルリのお母さん。
- 常連の客:若い男と眼鏡をかけた女性と渋い中年男性がいる。たまにヒョッカーが来店したりもする。
[編集] 闇の組織ZELTA
若い頃のお父さんと敵対していた組織。闇の帝王が出現したことで活動が活発化している。(なお、怪人は他のパチスロ会社をイメージしている。)
- ヒョッカー&ビルヒョッカー:戦闘員と隊長。赤紫で角が生えているほうが隊長。ルリをさらうなど、お父さんに工作を仕掛けてくる。戦闘は弱い。
- 鳥怪人コンダール:コンドルの姿をした怪人。卑劣な手段でトップに君臨していたこともあったが部下に見捨てられ失脚し、今ではZELTA本部の守衛を務めている。(ア○ゼ)
- メカ怪人フロッガ:カエルの姿をした怪人。堅実な戦略と明晰な分析力で組織のNo.3に位置している中堅。(ヤ○サ)
- 野獣怪人ライオウ:ライオンの姿をした怪人。圧倒的なパワーと斬新な戦略で不動のNo.2の地位を築く。(サ○ー)
- 闇の帝王ボークン:組織のNo.1。
[編集] ステージ設定
[編集] 平穏な日々(喫茶店「Obrigado」)
お父さんはカウンターに立ち、お母さんは椅子に座ってタバコをふかしている。たまにハチ、クモ、ネズミ、トカゲ、ゴキブリが出てきてお父さんはビックリしてしまう。その際にカウンターの上の皿を割ってしまうと、お母さんに怒られるかルリに心配してもらえる。お母さんの後ろ辺りにはテレビが設置されていて、そこで小役などが告知されたりもする。ゴミ箱には紙くず、新聞、雑誌、花などが捨てられているときもある。カウンターの上に置かれている日付表示機は、実際の日付と一致している。
たまに客が入ってくることがある。いつもの、という客に、ルリはコーヒー、ジュース、パフェ、オムレツなどを出す。品切れのときもある。また、備え付けの公衆電話に電話がかかってくることもある。ほとんどがルリに用がある常連客からの電話だが、お父さんはルリが留守だと告げて電話を切ってしまう。たまにそれをルリが阻止して楽しく会話することもある。ヒョッカーから電話がかかってきた場合、ルリはさらわれてしまう。
ルリがお父さんにプレゼントをくれる時もある。中に入っているもので小役告知だが、Yシャツとネクタイや背中流し券をくれたりもする。ルリのいたずらで、びっくり箱な時もある。
[編集] おふろタイム
うふっの合図で、ルリがお風呂に入ろうとするとおふろタイム突入である。最大4G継続で、ルリがお尻を振りながら一枚ずつ服を脱ぎ始める。お父さんに覗かれずに無事に入浴できればボーナスが確定する。その後のボーナス確定画面で、画面の左側にあるA・Bボタンを連打するとルリのシャツとパンツが透けてくるという裏技が存在する。
[編集] さらわれた娘(市街地)
戦闘員によってさらわれてしまったルリを助けるため、お父さんはスクーターに乗ってその戦闘員の後を追いかける。ボーナスもしくは1枚役を引いた場合に突入することがあるが、1枚役だった場合はその後の期待度は喫茶店の時と全く変わらない。お父さんの怒りが頂点に達すればスーパーお父さんとなり怪人らと対決することになるか、お父さんの決意に移行するが、スクーターがガス欠になってしまった場合、ルリは一人で家に帰ってきてまた喫茶店演出となる。
[編集] お父さんの決意(廃工場)
スーパーお父さんに変身したお父さんは、ルリを助けるため廃工場で敵を待ち構える。システム上、ボーナス直後か、その際のリプレイタイム抽選状態からの転落後600Gからの突入以外からの突入の場合、それはボーナス当選かガセかのどちらかである。ガセの場合は、チェリーかベルを引くことでお父さんが夢から覚めてこのステージは終わる。抽選状態の場合、ベルで怪人らと戦うバトルチャンスに突入できるが、チェリーだとお父さんが夢から覚めることになる。
[編集] バトルチャンス
リプレイタイム抽選状態時にベルを引くことで突入。設定変更後や通常に転落後の600Gの場合、リプレイタイム抽選状態でも廃工場にいるとは限らない。30Gの間、リプレイの確率が通常より上がる。バトルチャンスが終わっても、チェリーを引く前にベルを引けばまたバトルチャンスに突入することができる。バトルチャンス中のチェリーは関係ない。
ボーナスを引くまでは同じ相手と戦い続けることになる。相手を倒す(ボーナス確定)ことでコンダール→フロッガ→ライオウ→ボークンと戦う相手がレベルアップしていく(ボーナス中の演出内で獲得できるコインによって、敵が前後することもある)。ボークンを倒しビッグボーナスを獲得するとエンディングを見ることができ、その後のエキストラバトルで勝利しビッグボーナスを引くとエピローグを見ることができる。
[編集] システム
この機種は高リプレイタイムと低リプレイタイムの二つのリプレイタイムを搭載している。低リプレイタイムは通常時とほぼ同じ確率でリプレイが揃うのだが、実はこれが喫茶店を舞台にした通常の状態にあたる。低リプレイタイムは非リプレイタイム(リプレイタイム抽選状態)時にチェリーを引くことで突入する。これは600Gの間続くため、チェリー後600Gの後はまた非リプレイタイムになるのである。高リプレイタイム(バトルチャンス)は非リプレイタイム時のベルによって突入する。