部落解放・人権研究所
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部落解放・人権研究所(ぶらくかいほうじんけんけんきゅうしょ)とは部落解放同盟の研究部門で、社団法人の一つ。旧称は大阪部落解放研究所、部落解放研究所。大阪市浪速区久保吉の大阪人権センター内に本部を置く。
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[編集] 概要
研究部会は啓発運動部門9部会、歴史理論部門5部門で、研究員の数は400人を超える。 紀要『部落解放研究』 『部落解放年鑑』 『社会啓発情報』 『Buraku Liberation News』 『奥田家文書』 『大阪府南王子村文書』 『大阪同和教育史料集』 などの史料書を発行し、『融和事業年鑑』 『融和事業研究』 『東雲新聞』 などを復刊した。
[編集] 歴史
- 日本共産党との対立によって部落問題研究所から分裂する形で、1968年8月、大阪部落解放研究所として発足。当時の理事長は原田伴彦、副理事長は盛田嘉徳、事務局長は村越末男。同年より、機関誌として『部落解放』を発行。
- 1970年以降、部落解放夏期講座を毎年開催。
- 1974年9月以降、部落解放大学を開催。同年12月、社団法人となる。
- 1975年、研究所の出版部門を解放出版社として分離。以降、『部落解放』誌は解放出版社から発行される。
- 1998年7月、部落解放・人権研究所と改称。
[編集] 参考文献
- 部落解放研究所編 『部落解放研究所15年のあゆみ』 部落解放研究所、1983年