酒井省吾
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
酒井 省吾(さかい しょうご、1960年 - )は日本のゲーム音楽作曲家。 ハル研究所所属。神奈川県出身。
目次 |
[編集] 略歴
音楽の道を志し、1987年データイーストに入社。40本以上ものタイトルに携わる。
かつて開かれたすぎやまこういち主催のオーケストラコンサートでは、自ら編曲・指揮を務めた。
[編集] MOTHER3
1996年、HAL研究所に移籍。糸井重里に惚れ込まれ、MOTHER3の開発に参加する事になる。
MOTHER3は2000年に一度開発中止となり、開発会社も変更(任天堂とHAL研究所とブラウニーブラウン)されたが、それでも酒井は完成までメインスタッフとして関わり続けた。因みに初期のMOTHER3メインスタッフで完成まで名を連ねたのは、他には任天堂の田邊賢輔などごく一握りであり、酒井は開発初期からMOTHER3に関わってきたのである。糸井重里は「彼なしではMOTHER3は完成しなかった」「彼はMOTHER3のシナリオを一番知っている」とインタビューで語っている。
完成版にはサウンドプレーヤー機能で聴けるものだけでも250曲の曲を制作しており、そのいずれも質・ファンの評価は高い。2006年9月22日、東京・渋谷で行われたゲームミュージックオーケストラで酒井が編曲したMOTHERメドレーが演奏され、会場のMOTHERファンから拍手喝采を浴びた。さらに2006年11月2日、酒井が編曲した曲を収録したMOTHER3の音楽CDが発売される予定。MOTHER3開発中は知名度が低かった酒井だが、MOTHER3発売後はMOTHERファンの間で知名度を高め、支持と期待を集めるに至っている。
そのほか、MOTHER3のマジプシーと呼ばれる種族のキャラクターに、イオニア、フリギアなどの音楽用語(モードという)を名前として当てはめることを思いついたのも彼である。
[編集] 作品
[編集] メインで関わった作品
- ヘラクレスの栄光II
- ヘラクレスの栄光IV
- 超人狼戦記WARWOLF
- MOTHER3
[編集] その他楽曲提供、サウンド担当作品
- メタルマックス
- ヘラクレスの栄光III
- ヘラクレスの栄光 動き出した神々
- ファイターズヒストリー ダイナマイト
- マジカルドロップ2
- 大乱闘スマッシュブラザーズDX
- カービィのエアライド
- 大乱闘スマッシュブラザーズX
[編集] 関連記事
カテゴリ: ゲーム音楽の作曲家 | 1960年生 | 人物関連のスタブ項目